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この出会いは…
第5章 告白
今分かるのは、一ノ瀬さんの身体が揺れ始めた事。
「知花ちゃんっ…天然?今のは…ヤバイな。」
わっ、笑われた!
ヤバかったの?
しっ、知らないよ、そんなの!
「今、怖い?」
「えっ?…あ、いえ。大丈夫です。」
そう言えば、怖くない…
「そっか、良かった。…じゃあ、こういう時は…」
え、教えてくれるの?
「相手に好意があれば、腕を握り返す。好意がなければ、腕を離してもらう。嫌悪感を感じたら、突き飛ばす。…かな?」
そっ、そうなの!?
「えっと…、嫌悪感はない、です。でも、どっ、どうしていいか…わかりません。」
「ふふっ、極端すぎたしね。」
えっ、究極の選択みたいなこと?
一ノ瀬さんは相変わらずそのままで笑っている。
「あの……でも、今、手を…離されたら…すっ、少し寂しい、気は…しま、す…」
今度は一ノ瀬さんの身体がピクッと動いた。
そして、小さく息を吐いた。
「…知花ちゃん。あのね、それ、他の誰かに言ったらダメだからね?」
「…ダメ?」
「いくら知花ちゃんにそんな気なくても、勘違いされるからね?」
私がポカンとしていると『もう、心配だな…』と頭を撫でられた。
そのまま手をとられて、私のアパートの方へ歩き出した。
「そういえば…帰り、すみません。あの…タクシー呼びますね?」
「あー、大丈夫。まだ、電車あるし、駅まで戻るよ。」
「え…すみません。あの…タクシー呼ぶので、乗って行って下さい!」
「いや、いいよ。知花ちゃんちも、俺んちも駅から遠くないから。」
「知花ちゃんっ…天然?今のは…ヤバイな。」
わっ、笑われた!
ヤバかったの?
しっ、知らないよ、そんなの!
「今、怖い?」
「えっ?…あ、いえ。大丈夫です。」
そう言えば、怖くない…
「そっか、良かった。…じゃあ、こういう時は…」
え、教えてくれるの?
「相手に好意があれば、腕を握り返す。好意がなければ、腕を離してもらう。嫌悪感を感じたら、突き飛ばす。…かな?」
そっ、そうなの!?
「えっと…、嫌悪感はない、です。でも、どっ、どうしていいか…わかりません。」
「ふふっ、極端すぎたしね。」
えっ、究極の選択みたいなこと?
一ノ瀬さんは相変わらずそのままで笑っている。
「あの……でも、今、手を…離されたら…すっ、少し寂しい、気は…しま、す…」
今度は一ノ瀬さんの身体がピクッと動いた。
そして、小さく息を吐いた。
「…知花ちゃん。あのね、それ、他の誰かに言ったらダメだからね?」
「…ダメ?」
「いくら知花ちゃんにそんな気なくても、勘違いされるからね?」
私がポカンとしていると『もう、心配だな…』と頭を撫でられた。
そのまま手をとられて、私のアパートの方へ歩き出した。
「そういえば…帰り、すみません。あの…タクシー呼びますね?」
「あー、大丈夫。まだ、電車あるし、駅まで戻るよ。」
「え…すみません。あの…タクシー呼ぶので、乗って行って下さい!」
「いや、いいよ。知花ちゃんちも、俺んちも駅から遠くないから。」