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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
「滝本さん!ありがとうございます!!」
頭を下げてお礼を言うと、笑い声が降って来た。
「なんとなく困った顔をしてたからね。」
「はい…助かりました!」
「佐々木に会いに来たの?」
「はい。差し入れを…」
「今、課長の所で話してるけど…長くなるかもよ?」
営業フロアを見渡してみると、定時を過ぎてもほとんどの人が仕事をしている。
琴莉は大丈夫なのかな…
「あのっ、では…琴莉にこれを渡して頂いてもいいですか?」
栄養ドリンクとカロリーバー、缶コーヒーが入ったコンビニのビニール袋を滝本さんに託した。
「ふふっ、佐々木は愛されてるな…」
中身を見て、滝本さんがニッコリと笑った。
「さっき、一ノ瀬の後輩に何を聞かれてたの?大丈夫?」
「あっ、あぁ…はい、…大丈夫です。」
返事が暗くなった私に滝本さんが続けた。
「アイツ、一ノ瀬狙いなんだよ。気をつけてね。」
気をつけてって…?
どうすればいいんでしょうか…
多分、一ノ瀬さんが好きなんだろうとは思っていたけれど。
「は、はぁ…でも、やっぱり一ノ瀬さんも人気者なんですね。私、そういうのには疎くて…」
「知花っ!どうしたの!?」
デスクに戻って来た琴莉が私に気付いて駆け寄ってきた。
滝本さんと私を交互に見ている。
「企画課の女に絡まれてたから助けたの。」
「えっ!?知花、大丈夫だった?」
絡まれたって程では…
「だっ、大丈夫だよ?ちょっとびっくりしたけど、平気!」
さすが、営業部、はっきり聞くなとは思ったけど。
なんて事は琴莉には言えない。
頭を下げてお礼を言うと、笑い声が降って来た。
「なんとなく困った顔をしてたからね。」
「はい…助かりました!」
「佐々木に会いに来たの?」
「はい。差し入れを…」
「今、課長の所で話してるけど…長くなるかもよ?」
営業フロアを見渡してみると、定時を過ぎてもほとんどの人が仕事をしている。
琴莉は大丈夫なのかな…
「あのっ、では…琴莉にこれを渡して頂いてもいいですか?」
栄養ドリンクとカロリーバー、缶コーヒーが入ったコンビニのビニール袋を滝本さんに託した。
「ふふっ、佐々木は愛されてるな…」
中身を見て、滝本さんがニッコリと笑った。
「さっき、一ノ瀬の後輩に何を聞かれてたの?大丈夫?」
「あっ、あぁ…はい、…大丈夫です。」
返事が暗くなった私に滝本さんが続けた。
「アイツ、一ノ瀬狙いなんだよ。気をつけてね。」
気をつけてって…?
どうすればいいんでしょうか…
多分、一ノ瀬さんが好きなんだろうとは思っていたけれど。
「は、はぁ…でも、やっぱり一ノ瀬さんも人気者なんですね。私、そういうのには疎くて…」
「知花っ!どうしたの!?」
デスクに戻って来た琴莉が私に気付いて駆け寄ってきた。
滝本さんと私を交互に見ている。
「企画課の女に絡まれてたから助けたの。」
「えっ!?知花、大丈夫だった?」
絡まれたって程では…
「だっ、大丈夫だよ?ちょっとびっくりしたけど、平気!」
さすが、営業部、はっきり聞くなとは思ったけど。
なんて事は琴莉には言えない。