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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
トントン拍子で壮行会の話が決まり、土曜日の今日、滝本さんへのプレゼントを買いに横浜、みなとみらいへ来ている。
何故か…何故か一ノ瀬さんと星さんも一緒に。
星さんに滝本さんの好みを聞いていて、一緒に買いに行く話になったんだとか…

一ノ瀬さん達とは午後から待ち合わせ。
私と美怜はランチを食べに一足早く横浜へ来ていた。
ランチの後も、待ち合わせまで時間があったので、臨港パークまで移動して、ひなたぼっこをしている。

「なんか、いつも仕事で見てる風景なのに、こうやってボーッとしてると変な感じ。」

11月でも日中は暖かくて、ポカポカ陽気に当たって、ただ、目の前の景色を眺めていた。

「はぁ、緊張するね。仕事用じゃない私服で会うの初めてだし。」

「たっ、確かに…」

「ね、私、変じゃないよね?」

いやいや、気合い入ってるんだろうけど、いつも以上に美人で、隣にいる私が可哀想だよ。

「大丈夫、いつもに増してキレイだから。」

「あはは、知花も!かわいい。二人で朝から悩んだ甲斐があったね。」

そう、朝から大変だった…
お互いの部屋を行き来して、お互いのクローゼットとにらめっこをしまくったのだ。
いつもよりは少しお洒落をしたつもり。
でも、やっぱり緊張するな…。

「あっ、星さんからだ!」

振動した携帯の画面を見て、美怜のテンションが上がる。

「もっ、もしもし?」

『あ、美怜ちゃん?ちょっと早く着きそうでさ。今どこにいるの?』

「臨港パークです。星さんはどちらにいるんですか?そちらに向かいましょうか?」

『じゃあ、近くにいるから一ノ瀬と向かうよ。そこにいて?』

「分かりましたー!お願いします。」
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