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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
「そんな風に怒る知花、久しぶりに見たわ。」
「俺も。あんな一ノ瀬、久しぶりに見たな。」
「「楽しそうで何よりだわ。」」
一ノ瀬さんだけではなく、星さんや美怜にもからかわれながら目的地に着いた。
普段、自分の買い物で訪れる事はあるとはいえ、男性物のフロアは初めてだ。
女性服のフロアとは雰囲気が全然違くて、少し落ち着かない。
「とりあえず、何店舗か見て回る?」
「っていうか、具体的に何をプレゼントする?」
「滝本さんて、こだわり強いですか?」
「いや、そう感じた事はないな。」
「じゃあ、知花と話してたんですが、防寒具はどうですか?マフラーとかグローブ!ドイツは寒いですから!」
「あぁ、じゃあそうしようか!」
プレゼントは防寒具に決まり、見て回るお店も何店舗かに絞った。
今いる階ともう一つ上の階を効率良く回るために。
一店舗目のお店に入ってみるけど、私はキョロキョロしながらみんなの後を付いていくだけ。
美怜と星さんが楽しそうに話している様子を少し離れたところから見守りつつ、店内を歩いていた。
「彼氏さんへの贈り物ですか?」
「…えっ!?」
いきなり店員の男性に話し掛けられて、固まってしまった。
「クリスマスプレゼントとかですか?」
店員さんはニッコリ営業スタイルで質問を続ける。
女の子が男性物のお店に買い物に来たら、そう思うものなんだ。
しかも、来月はクリスマス。
というより、彼氏…ですか?
私、彼氏がいるように見えます?
「…違いました?」
黙っている私に店員さんが聞き直してきた。
「俺も。あんな一ノ瀬、久しぶりに見たな。」
「「楽しそうで何よりだわ。」」
一ノ瀬さんだけではなく、星さんや美怜にもからかわれながら目的地に着いた。
普段、自分の買い物で訪れる事はあるとはいえ、男性物のフロアは初めてだ。
女性服のフロアとは雰囲気が全然違くて、少し落ち着かない。
「とりあえず、何店舗か見て回る?」
「っていうか、具体的に何をプレゼントする?」
「滝本さんて、こだわり強いですか?」
「いや、そう感じた事はないな。」
「じゃあ、知花と話してたんですが、防寒具はどうですか?マフラーとかグローブ!ドイツは寒いですから!」
「あぁ、じゃあそうしようか!」
プレゼントは防寒具に決まり、見て回るお店も何店舗かに絞った。
今いる階ともう一つ上の階を効率良く回るために。
一店舗目のお店に入ってみるけど、私はキョロキョロしながらみんなの後を付いていくだけ。
美怜と星さんが楽しそうに話している様子を少し離れたところから見守りつつ、店内を歩いていた。
「彼氏さんへの贈り物ですか?」
「…えっ!?」
いきなり店員の男性に話し掛けられて、固まってしまった。
「クリスマスプレゼントとかですか?」
店員さんはニッコリ営業スタイルで質問を続ける。
女の子が男性物のお店に買い物に来たら、そう思うものなんだ。
しかも、来月はクリスマス。
というより、彼氏…ですか?
私、彼氏がいるように見えます?
「…違いました?」
黙っている私に店員さんが聞き直してきた。