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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
祐side↓

「はぁっ!?」

星のとんでもない提案に、思わず大きな声が出た。
『俺んちか一ノ瀬んちで』って…
美怜ちゃんはすっかり期待をして目が輝いているし、知花ちゃんはぼーぜん。
星はなんだかニヤニヤしてるし。

「なんだよ、一ノ瀬、この後用事あんの?」

いやいや、ないけれども!
急すぎるだろっ!

「一緒にメシ食って、とっとと返事を聞いてしまえ!な?」

知花ちゃん達に背を向けて、星が肩を組んできて、こっそり呟いた。
やっぱりな…。
そんな事だろうと思った。
でもな、気持ちは嬉しいけどな?
やり方が極端すぎるんだよっ!

「あのな…」

「あのっ!でも、…ご迷惑ですよね?」

振り向いた先の美怜ちゃんは明らかに落ち込んでいる。
これは…断ったら空気読めない感じ?
はぁ…
ため息をついてから条件付きで同意した。

「星んちならいいよ?」

「だったら、買い物行かないと。俺んち何もないわ!」

「ホントにいっ、いいんですかっ?」

駅までみんなで歩き出して、美怜ちゃんは数秒前とは真逆のテンションで、星に話しかけている。

「あのっ、よかったんですか?……美怜の、ため…ですよね?」

隣で知花ちゃんが申し訳なさそうな顔をしていた。

「突然だから驚いただけだよ。俺らもごはん、どうしようか決めてなかったし、美怜ちゃんが嬉しそうだからいいよ。」

「あ、だから星さんち…」

「そう。俺んち来ても美怜ちゃん的には意味ないもんね。」

祐side 終わり
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