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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
「そのかわりに、私たちの分のアイスも買って来てね!」
「はい。これでオートロック開けて。」
星さんから鍵を受け取った一ノ瀬さんの後に続いて、私も外に出た。
外はひんやりしていて寒かった。
ストールかコートを羽織って来るんだった。
思わず肩をすくめて縮こまる。
「寒い?」
「あ、いえ。大丈夫です。」
「早くコンビニに行こう?」
一ノ瀬さんに手を引かれた事で、私の心拍数は急上昇した。
よく考えたら、美怜たちを二人っきりにするって事は、私と一ノ瀬さんが二人になるって事だ。
そこまで全然考えてなかった。
やだ、顔が熱い!
「ふふ、気が付いた?」
「…え?」
「美怜ちゃんと星を二人にする事しか考えてなかったでしょ?」
クスクス笑いながらそう言われた。
こんな時に限って、エレベーターがすぐに来ない…
「今日の俺と美怜ちゃんは利害が一致するんだよね。」
「……そう…です、か…」
「でも、急がないって言ったでしょ?そんなに構えないで。」
繋いだ手に力を込められて、更に顔が熱くなる。
もはや、肩をすくめる必要なんてないくらい顔どころか、身体も熱い。
これが"恋する"って事なの?
「恋……をしたら…美怜みたいに、キラキラして…毎日が、楽しいんでしょうか…?」
「え?」
「以前、一ノ瀬さんが星さんについて話していたとき、『星さんにも癒しが必要だ』って言っていたんです。」
「うん。」
恋愛が癒しだという感覚。
「私…その感覚が、分からないんです…」
「はい。これでオートロック開けて。」
星さんから鍵を受け取った一ノ瀬さんの後に続いて、私も外に出た。
外はひんやりしていて寒かった。
ストールかコートを羽織って来るんだった。
思わず肩をすくめて縮こまる。
「寒い?」
「あ、いえ。大丈夫です。」
「早くコンビニに行こう?」
一ノ瀬さんに手を引かれた事で、私の心拍数は急上昇した。
よく考えたら、美怜たちを二人っきりにするって事は、私と一ノ瀬さんが二人になるって事だ。
そこまで全然考えてなかった。
やだ、顔が熱い!
「ふふ、気が付いた?」
「…え?」
「美怜ちゃんと星を二人にする事しか考えてなかったでしょ?」
クスクス笑いながらそう言われた。
こんな時に限って、エレベーターがすぐに来ない…
「今日の俺と美怜ちゃんは利害が一致するんだよね。」
「……そう…です、か…」
「でも、急がないって言ったでしょ?そんなに構えないで。」
繋いだ手に力を込められて、更に顔が熱くなる。
もはや、肩をすくめる必要なんてないくらい顔どころか、身体も熱い。
これが"恋する"って事なの?
「恋……をしたら…美怜みたいに、キラキラして…毎日が、楽しいんでしょうか…?」
「え?」
「以前、一ノ瀬さんが星さんについて話していたとき、『星さんにも癒しが必要だ』って言っていたんです。」
「うん。」
恋愛が癒しだという感覚。
「私…その感覚が、分からないんです…」