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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
また…って言った、よね?
"また"繰り返す…?

「美怜をずっと…苦しめて来たので…やっと、美怜を開放してあげられたのに…」

そういう事か。

「知花ちゃんが『面倒な女だ』って言った時、俺、何て言ったか覚えてる?」

「……はい。」

「うん。俺、今、喜んで関わってるからね?」

抱き締めていた手を知花ちゃんの両肩に乗せて、顔を覗いて目を合わせた。

「さっきはごめん。…ひどいことを聞いたし、言わせた…。もう、絶対に知花ちゃんを苦しめる事は聞かない。」

右手を知花ちゃんの頬に滑らせて、涙を拭った。
その動作に、知花ちゃんはビクッと反応する。

「それに、汚れてなんかないからね。…汚れてるとしたら、過去の…あの男だよ。」

「…っ、は、ぃ…」

近い距離で顔を向かい合わせていたから、知花ちゃんがテンパり始めたのが分かる。

「だから、あんな事…もう絶対に言わないで。」

そう言って、また知花ちゃんを抱き締めた。

「ありがとうございます。あのっ、さっき…私、ホントは…少し、うっ、嬉しかった…です。」

「……え?」

知花ちゃんが遠慮がちに俺の服を握り締めてきた。
その仕草がかわいくて、嬉しくて、思わず知花ちゃんの肩に顔を埋めてしまった。

「私の事で泣いてくださって、ありがとうございます。」

「そんなの当たり前でしょ。俺は知花ちゃんが嬉しそうなら嬉しいし、知花ちゃんが辛そうなら辛くなるの。」

「それは私も…です。」

え?
抱き締めている身体に力が入ってしまった。
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