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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
「星さん、コンビニにいないって言ってたじゃないですかー!嘘つきですね!」
「美怜ちゃん、さすが鋭いね。」
美怜と星さんが楽しそうに騒ぎ出したけれど、それどころではない。
「ごめん…さっき、見られた…」
「…へっ!?」
やっ、やっ、やっぱり!!??
ガックリと頭を下げた私に、一ノ瀬さんがもう一度『ごめんね』と言った。
「…知花?」
美怜の声にビクッとした。
"言いなさいよ"っていう顔をしている美怜が想像できて、顔を上げられない。
困っていたら、一ノ瀬さんに頭をポンポンされた。
「はぁ…、やっぱり星に見られたのが最悪だったな。」
「いやいや、俺のマンションだろ?」
一ノ瀬さんのため息と星さんのクスクス笑いが聞こえてきた。
「あっ…、一ノ瀬さん。知花がまた…」
美怜が言葉を濁した。
さっきまでとは違って、心配しているような声で。
「あ、違うよ。そうじゃなくて…」
一ノ瀬さんが私に向き合って、『言ってもいい?』と小声で聞いてきた。
私はまだ言葉が出ず、目を見て固まっていたけれど、一ノ瀬さんがフワリと微笑んだので、そのまま頷いてしまった。
「美怜ちゃん、俺が知花ちゃんに、…告白、したって聞いてたでしょ?」
「はい…」
「その返事を、聞いてたんだ。さっきね。」
うぅ…全部バレた…。
どうしよう、どうしよう!
俯いたまま私はパニックに陥った。
「知花。…顔を上げてよ。」
心なしか声が怒ってる…?
黙っていたから?
恐る恐る顔を上げて、美怜を見た。
「美怜ちゃん、さすが鋭いね。」
美怜と星さんが楽しそうに騒ぎ出したけれど、それどころではない。
「ごめん…さっき、見られた…」
「…へっ!?」
やっ、やっ、やっぱり!!??
ガックリと頭を下げた私に、一ノ瀬さんがもう一度『ごめんね』と言った。
「…知花?」
美怜の声にビクッとした。
"言いなさいよ"っていう顔をしている美怜が想像できて、顔を上げられない。
困っていたら、一ノ瀬さんに頭をポンポンされた。
「はぁ…、やっぱり星に見られたのが最悪だったな。」
「いやいや、俺のマンションだろ?」
一ノ瀬さんのため息と星さんのクスクス笑いが聞こえてきた。
「あっ…、一ノ瀬さん。知花がまた…」
美怜が言葉を濁した。
さっきまでとは違って、心配しているような声で。
「あ、違うよ。そうじゃなくて…」
一ノ瀬さんが私に向き合って、『言ってもいい?』と小声で聞いてきた。
私はまだ言葉が出ず、目を見て固まっていたけれど、一ノ瀬さんがフワリと微笑んだので、そのまま頷いてしまった。
「美怜ちゃん、俺が知花ちゃんに、…告白、したって聞いてたでしょ?」
「はい…」
「その返事を、聞いてたんだ。さっきね。」
うぅ…全部バレた…。
どうしよう、どうしよう!
俯いたまま私はパニックに陥った。
「知花。…顔を上げてよ。」
心なしか声が怒ってる…?
黙っていたから?
恐る恐る顔を上げて、美怜を見た。