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この出会いは…
第6章 恋愛は癒し?
「二人とも、いい性格してるよ…」
苦笑いの一ノ瀬さんが呟いた。
私は、星さんにエントランスでの事を見られていたという衝撃と、美怜と星さんにお付き合いの報告をしたも同然の今の状況に、軽く眩暈がした。
「知花ちゃん?」
片手で頭を抱えるような、顔を覆うような仕草をした私に一ノ瀬さんが心配そうに声を掛けてくれた。
「あ、大丈夫です。なんか…いろいろと、しょっ、衝撃的で…」
「うん。いろいろと、ごめんね。」
一ノ瀬さんが微笑んで、また私の頭に触れる。
いつの間にか、私は頭を触られるのが嬉しくなってきたかもしれない。
くすぐったくて、恥ずかしくて、嬉しい。
頭の上の手に触れて、一ノ瀬さんを見上げて微笑むと、一瞬驚いた顔をした後、また優しく笑ってくれた。
「はぁー…なんか他人の恋愛が楽しいのは、くっつくまでだな。目の前でいちゃつかれるのは、正直面白くも何ともない。」
「あはは、星さん、正直すぎです。」
「だって、ここ、俺の部屋だよ?」
「あっはっはっ!まぁ、今日は特別に許してあげてください。付き合い始めくらいはいちゃつきますよ。」
「頭、ポンポンくらいで止めといてくれよ。」
星さん…今でも全然楽しんでますよね?
「続きはエントランスでどうぞ?」
ほっ、星さん!!!
「はぁ、…お前、完全に面白がってるな。」
というか、星さん、あの時…絶対エントランスに居合わせたって事ですよね…?
見たって事ですよね…?
あ、それって…
「わっ、私の……話は…聞かれ、た…?」
「大丈夫。」
思わず呟いていた私の言葉に一ノ瀬さんがすぐに反応して、手を握られた。
苦笑いの一ノ瀬さんが呟いた。
私は、星さんにエントランスでの事を見られていたという衝撃と、美怜と星さんにお付き合いの報告をしたも同然の今の状況に、軽く眩暈がした。
「知花ちゃん?」
片手で頭を抱えるような、顔を覆うような仕草をした私に一ノ瀬さんが心配そうに声を掛けてくれた。
「あ、大丈夫です。なんか…いろいろと、しょっ、衝撃的で…」
「うん。いろいろと、ごめんね。」
一ノ瀬さんが微笑んで、また私の頭に触れる。
いつの間にか、私は頭を触られるのが嬉しくなってきたかもしれない。
くすぐったくて、恥ずかしくて、嬉しい。
頭の上の手に触れて、一ノ瀬さんを見上げて微笑むと、一瞬驚いた顔をした後、また優しく笑ってくれた。
「はぁー…なんか他人の恋愛が楽しいのは、くっつくまでだな。目の前でいちゃつかれるのは、正直面白くも何ともない。」
「あはは、星さん、正直すぎです。」
「だって、ここ、俺の部屋だよ?」
「あっはっはっ!まぁ、今日は特別に許してあげてください。付き合い始めくらいはいちゃつきますよ。」
「頭、ポンポンくらいで止めといてくれよ。」
星さん…今でも全然楽しんでますよね?
「続きはエントランスでどうぞ?」
ほっ、星さん!!!
「はぁ、…お前、完全に面白がってるな。」
というか、星さん、あの時…絶対エントランスに居合わせたって事ですよね…?
見たって事ですよね…?
あ、それって…
「わっ、私の……話は…聞かれ、た…?」
「大丈夫。」
思わず呟いていた私の言葉に一ノ瀬さんがすぐに反応して、手を握られた。