この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この出会いは…
第7章 恋敵とないものねだり
「一ノ瀬さんに何か言い寄ってるんですか?」

「いっ、言い寄って…なんか…」

怖いよ!
じっと睨むように見られている。

「まさか付き合ってないですよね?一ノ瀬さんと。」

……っ!
どうしよう。
この前、付き合ってないって言っちゃったような…
どうしよう。どうしよう。

「そういうことは、一ノ瀬本人に聞いたら?」

困って黙り込んで俯いていたら、呆れたような男の人の声が降ってきた。

「ほっ、星さん…」

顔を上げて驚いた。
めちゃくちゃ不機嫌そうな顔をして立っている。

「君こそ、一ノ瀬の事好きなの?俺、仲良いから伝えといてあげようか?」

ニッコリ笑ってはいるんだけれど、目が怖い。

「なっ、なんですか、いきなり!」

いきなり話に入って来られて、一ノ瀬さんの後輩の女の人が焦っている。

「な?やっぱ、そういうのって直接本人に言ったり、聞いたりした方がいいだろ?この子に探りをいれなくても。」

「なっ…!あなた、いいわね。毎回いろんな人に助けられてっ!」

顔を赤くしてそう言い捨てて、その女の人は去っていった。

「あの…ありがとうございます。」

女の人が見えなくなって、私は星さんにお礼を言って、カップを持ちながら席の方へ歩いて行こうとした。

「ねぇ、毎回って?…前にもあったの?一ノ瀬は知ってるの?」

あ…さすがに星さんは鋭いな。

「あの…一ノ瀬さんには言わないでください。」

出来るだけ笑って明るく答えたつもり。

「いや、そういう訳には…」

「だっ、大丈夫ですから!私は!」
/459ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ