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この出会いは…
第7章 恋敵とないものねだり
星さんは腑に落ちない顔をしていたけれど、私は笑って席に戻った。

「あ、知花ちゃん。お疲れ。」

席にはすでに一ノ瀬さんがいて、いつもみたいに優しく微笑んで待っていてくれた。

「知花、どこ行って…あっ!お茶?ありがとう。」

「星!お前も今から休憩?」

私に付いてきた星さんに気が付いて、一ノ瀬さんが声をかけて、美怜が嬉しそうな顔をする。

「お前…登場が遅いんだよ。」

「は?」

ちょっ…、星さん!
言わないでくださいよ!!

「いや、何でもないわ。」

そう言って、チラッと私の方を見たけれど、その後は何でもないように接してくれていた。

「そういえば、一ノ瀬さん。クリスマスはどうするんですか?」

「え?あれ…三人で過ごすんじゃないの?」

え、美怜…違うの?
今年は琴莉と三人でパーティーという名の家飲みをするじゃなかったの?

「美怜…パーティー…は?」

「はぁ?そんなもん中止よ。私たちと飲む予定だったの?あんた、バカ?」

「ぷっ、美怜ちゃん、最高だな。」

呆れ顔の美怜を笑う星さん。
この二人が揃うとイヤな予感しかしない!!

「あー、みんな、勢揃い!」

「琴莉!滝本さんも!お疲れ様です。」

あぁ、ここに琴莉と滝本さんまで加わったら、もう最悪だ。

「ねぇ、琴莉は今年、クリスマスうちに来るでしょ?」

「うん、パーティーでしょ?絶対、残業せずに帰る!うふふ、越○寒梅持ってく!」

「マジでやめて!あんたも、バカ?」

美怜と琴莉のやり取りを一ノ瀬さんたちは笑って聞いている。
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