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この出会いは…
第7章 恋敵とないものねだり
祐side↓
知花ちゃんは小さく返事をした後、黙り込んでしまった。
もしかして、クリスマスに嫌な思い出があるのかと心配になったが、知花ちゃんを見る限り、そうではなさそうだ。
これは、完全に恥ずかしくなって固まってるな。
「知花?そろそろ行くわよ?」
美怜ちゃんの声に我に返って、席を立った。
「では、皆さんお先に失礼します。」
「知花ちゃん、また連絡するね?」
「はい。お先に失礼します。」
美怜ちゃんに連れられて社食を出ていく知花ちゃんを眺めていたら、星がいきなり話を変えた。
「なぁ、知花ちゃんには口止めされてたけど、さっきお前んとこの女に、知花ちゃん絡まれてたぞ?」
「…は?」
絡まれてた?
どういう事だ?いきなり何なんだ?
「えっ!まっ、また!?」
「あれっ?琴莉ちゃんも知ってるの?」
「あぁ、企画課の女だろ?前は俺が見かけて助けたんだよ。」
は…?
ちょっと待て。
「滝本も?じゃあ、何度もあるんだな。今日なんて社食で堂々と詰め寄られてたぞ?」
「……知花ちゃんが?」
「いや、俺が見たのは営業フロアで、だからな。」
「うわ、すげーな、あの女。」
「営業フロアって…どういう事だよ?」
「佐々木に会いに企画課の前を通りすぎようとしてた時に呼び止められてた。たぶん、お前が外出てる時だよ。」
俺がいない時…俺が知らないところで…
知花ちゃんが絡まれている?
知花ちゃんは小さく返事をした後、黙り込んでしまった。
もしかして、クリスマスに嫌な思い出があるのかと心配になったが、知花ちゃんを見る限り、そうではなさそうだ。
これは、完全に恥ずかしくなって固まってるな。
「知花?そろそろ行くわよ?」
美怜ちゃんの声に我に返って、席を立った。
「では、皆さんお先に失礼します。」
「知花ちゃん、また連絡するね?」
「はい。お先に失礼します。」
美怜ちゃんに連れられて社食を出ていく知花ちゃんを眺めていたら、星がいきなり話を変えた。
「なぁ、知花ちゃんには口止めされてたけど、さっきお前んとこの女に、知花ちゃん絡まれてたぞ?」
「…は?」
絡まれてた?
どういう事だ?いきなり何なんだ?
「えっ!まっ、また!?」
「あれっ?琴莉ちゃんも知ってるの?」
「あぁ、企画課の女だろ?前は俺が見かけて助けたんだよ。」
は…?
ちょっと待て。
「滝本も?じゃあ、何度もあるんだな。今日なんて社食で堂々と詰め寄られてたぞ?」
「……知花ちゃんが?」
「いや、俺が見たのは営業フロアで、だからな。」
「うわ、すげーな、あの女。」
「営業フロアって…どういう事だよ?」
「佐々木に会いに企画課の前を通りすぎようとしてた時に呼び止められてた。たぶん、お前が外出てる時だよ。」
俺がいない時…俺が知らないところで…
知花ちゃんが絡まれている?