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この出会いは…
第7章 恋敵とないものねだり
祐side↓
今日は朝一から外回りで、ハードな一日になるなと思っていたけれど、午前中のアポは二件とも提案通り、すんなり話が進み、あっという間に片付いてしまった。
予定より早く会社に戻れるので、気分が良い。
そうだ、時間通りに昼休みを取れそうだから、知花ちゃんに連絡してみようかな。
今日はお弁当かな?
ふふっ。
顔がニヤけたのに気付いて、我に返る。
重症だな、俺…
携帯をポケットから取り出して、画面をスクロールしながら、何気なく会社のエントランスの方を見た。
次に視界に入ったのは、会社から出てくる知花ちゃん。
「あれ……?」
誰かと外に食べに行くのか。
隣にいるのは…あれ?…田邊か?
どうして、知花ちゃんと田邊が?
………。
『お前んとこの女に絡まれてたぞ。』
……っ!!!お前んとこの女って、アイツかっ!
どうして、知花ちゃんと?
まさか、アイツが呼び出したのか!?
カツカツと歩いていく田邊に付いていく知花ちゃん。
そんな二人を思わず追いかけていた。
会社の向かいのカフェに入って行くのを確認して、時間差でカフェに入った。
「お一人様ですね。空いてるお席にどうぞ。」
そう言った店員に頷いて、知花ちゃんを探す。
磨りガラスで仕切られたボックステーブルに座っている知花ちゃんを見つけて、真後ろのボックスに見つからないように座った。
完全に盗み聞きの体勢だ。
適当にコーヒーを注文して、黙り込んで耳を澄ませた。
祐side 終わり
今日は朝一から外回りで、ハードな一日になるなと思っていたけれど、午前中のアポは二件とも提案通り、すんなり話が進み、あっという間に片付いてしまった。
予定より早く会社に戻れるので、気分が良い。
そうだ、時間通りに昼休みを取れそうだから、知花ちゃんに連絡してみようかな。
今日はお弁当かな?
ふふっ。
顔がニヤけたのに気付いて、我に返る。
重症だな、俺…
携帯をポケットから取り出して、画面をスクロールしながら、何気なく会社のエントランスの方を見た。
次に視界に入ったのは、会社から出てくる知花ちゃん。
「あれ……?」
誰かと外に食べに行くのか。
隣にいるのは…あれ?…田邊か?
どうして、知花ちゃんと田邊が?
………。
『お前んとこの女に絡まれてたぞ。』
……っ!!!お前んとこの女って、アイツかっ!
どうして、知花ちゃんと?
まさか、アイツが呼び出したのか!?
カツカツと歩いていく田邊に付いていく知花ちゃん。
そんな二人を思わず追いかけていた。
会社の向かいのカフェに入って行くのを確認して、時間差でカフェに入った。
「お一人様ですね。空いてるお席にどうぞ。」
そう言った店員に頷いて、知花ちゃんを探す。
磨りガラスで仕切られたボックステーブルに座っている知花ちゃんを見つけて、真後ろのボックスに見つからないように座った。
完全に盗み聞きの体勢だ。
適当にコーヒーを注文して、黙り込んで耳を澄ませた。
祐side 終わり