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この出会いは…
第8章 彼の家
祐side↓
いきなり手を振り払われて驚いた。
「あっ…ごめっなさっ、ぃ。」
怖がらせた?
不安が頭をよぎったが、真っ赤な顔で謝る知花ちゃんが可愛くて、思わず頭に触れていた。
「そんな緊張しないで。じゃあ、お酒頼んでいい?」
リビングはきれいに片付けられていて、キッチンには洗った皿が立て掛けられていた。
お酒を冷蔵庫にしまい終わった知花ちゃんと一緒に皿を拭いて、その皿も片付けた。
「あのっ…クリスマスの日ですが…迷惑じゃなければ、先にお邪魔して、ごはんの準備をしていてもいいですか?」
えっ?先に…?
「私の方が残業も少ないでしょうし…星さんの言う通り、先にお邪魔して用意していた方がいいのかなって…」
星の言う通り、か…。
天然と言うか、人を信用しすぎると言うか…
手が触れたら真っ赤になるのに。
ホントに、アンバランスだな。
「もっもちろん、迷惑じゃなければ、ですが…」
それでも、先ほど以上に赤くなって俯く知花ちゃんを見ていたら、自然に笑みがこぼれてしまう。
「迷惑なんかじゃないよ。むしろ嬉しい。帰って来てごはんが出来てるなんて。ホントにいいの?」
俺の言葉に笑顔になって、見上げてきた知花ちゃんにドキドキした。
その後に、使っちゃいけない皿や調理器具はないかとか、好き嫌いやアレルギーはないかとか、質問攻めにあって、知花ちゃんらしくて笑ってしまった。
「もう遅いし、送って行こうか?」
そう提案したが、申し訳ないと聞かないので、タクシーを呼んで、その日は別れた。
知花ちゃんから家に着いたという連絡が来て、『おやすみ』と返信して、ベッドに横になった。
祐side 終わり
いきなり手を振り払われて驚いた。
「あっ…ごめっなさっ、ぃ。」
怖がらせた?
不安が頭をよぎったが、真っ赤な顔で謝る知花ちゃんが可愛くて、思わず頭に触れていた。
「そんな緊張しないで。じゃあ、お酒頼んでいい?」
リビングはきれいに片付けられていて、キッチンには洗った皿が立て掛けられていた。
お酒を冷蔵庫にしまい終わった知花ちゃんと一緒に皿を拭いて、その皿も片付けた。
「あのっ…クリスマスの日ですが…迷惑じゃなければ、先にお邪魔して、ごはんの準備をしていてもいいですか?」
えっ?先に…?
「私の方が残業も少ないでしょうし…星さんの言う通り、先にお邪魔して用意していた方がいいのかなって…」
星の言う通り、か…。
天然と言うか、人を信用しすぎると言うか…
手が触れたら真っ赤になるのに。
ホントに、アンバランスだな。
「もっもちろん、迷惑じゃなければ、ですが…」
それでも、先ほど以上に赤くなって俯く知花ちゃんを見ていたら、自然に笑みがこぼれてしまう。
「迷惑なんかじゃないよ。むしろ嬉しい。帰って来てごはんが出来てるなんて。ホントにいいの?」
俺の言葉に笑顔になって、見上げてきた知花ちゃんにドキドキした。
その後に、使っちゃいけない皿や調理器具はないかとか、好き嫌いやアレルギーはないかとか、質問攻めにあって、知花ちゃんらしくて笑ってしまった。
「もう遅いし、送って行こうか?」
そう提案したが、申し訳ないと聞かないので、タクシーを呼んで、その日は別れた。
知花ちゃんから家に着いたという連絡が来て、『おやすみ』と返信して、ベッドに横になった。
祐side 終わり