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この出会いは…
第8章 彼の家
簡単に化粧を直してから、コートを羽織り、マフラーを巻きながら更衣室を後にする。
時刻は18時40分。
お財布の中の鍵を確認して、バッグの中のラッピングされた箱も潰れないように入れ直す。
事前に美怜と一緒に選んだクリスマスプレゼント。
一ノ瀬さんに"仕事が終わったので、今から向かいます"と連絡して、エレベーターに乗り、会社を出た。
駅のホームまで歩いてきて気合いを入れる。
美怜が帰りの電車を心配してくれたけれど、大丈夫と言ったのは私。
一人でも大丈夫!
ホームに到着した電車を見て、もう一度大丈夫と言い聞かせる。
電車に乗り込むと混み合ってはいたが、車内はカップルだらけ。
少し気負いすぎていたくらいだった。
いつも降りる駅の一つ手前で電車を降りて、近くのスーパーまで歩く。
なんとなく作ろうと考えてきた料理に必要な食材をカゴに入れていく。
スーパーを出るときには両手に大きな袋を提げた状態。
いつもは一人分だけど、今日は二人分で、更にクリスマスだから、食材の量が多くて指がちぎれそうに痛くて重い。
「マンションが近くて良かった…」
そんなことを呟いているうちにマンションに着いた。
預かっていた鍵でオートロックを抜けて、エレベーターで15階のボタンを押す。
エレベーターを降りて、一ノ瀬さんの部屋の前まで来て、一つ深呼吸をしてから、鍵を開けた。
「…お邪魔します」
誰もいないと分かっていても、おそるおそる廊下を進んで、リビングのドアを開けた。
時刻は18時40分。
お財布の中の鍵を確認して、バッグの中のラッピングされた箱も潰れないように入れ直す。
事前に美怜と一緒に選んだクリスマスプレゼント。
一ノ瀬さんに"仕事が終わったので、今から向かいます"と連絡して、エレベーターに乗り、会社を出た。
駅のホームまで歩いてきて気合いを入れる。
美怜が帰りの電車を心配してくれたけれど、大丈夫と言ったのは私。
一人でも大丈夫!
ホームに到着した電車を見て、もう一度大丈夫と言い聞かせる。
電車に乗り込むと混み合ってはいたが、車内はカップルだらけ。
少し気負いすぎていたくらいだった。
いつも降りる駅の一つ手前で電車を降りて、近くのスーパーまで歩く。
なんとなく作ろうと考えてきた料理に必要な食材をカゴに入れていく。
スーパーを出るときには両手に大きな袋を提げた状態。
いつもは一人分だけど、今日は二人分で、更にクリスマスだから、食材の量が多くて指がちぎれそうに痛くて重い。
「マンションが近くて良かった…」
そんなことを呟いているうちにマンションに着いた。
預かっていた鍵でオートロックを抜けて、エレベーターで15階のボタンを押す。
エレベーターを降りて、一ノ瀬さんの部屋の前まで来て、一つ深呼吸をしてから、鍵を開けた。
「…お邪魔します」
誰もいないと分かっていても、おそるおそる廊下を進んで、リビングのドアを開けた。