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この出会いは…
第8章 彼の家
そーっと覗くと一ノ瀬さんと目が合った。
目の前まで歩いてきて、フッと微笑んで、頭を触られた。
「こら。誰か確認しないで開けちゃダメ。」
あっ、そうかっ!
思わず…
「…ごめんなさい。」
俯いて謝ると、笑い声とともに髪の毛をくしゃっとされて、次の瞬間抱き締められた。
「ただいま。」
いきなり急上昇する心拍数。
あわわわぁぁー…
ど、ど、ど、どうしよう!
「おっ、おかえり、な、さい…?」
「ふふっ、面白い反応…。さ、入ろ?」
やっぱり…からかわれた!
身体が離れて、ドアを閉めて、廊下を歩く。
リビングのドアを開いて一歩入ったところで一ノ瀬さんが立ち止まった。
「これ…、全部作ったの?」
「え、あ…はい。きっ、嫌いなものありますか?」
「いや、ないよ。全部美味しそう。」
後ろの私に振り替えって、笑顔で『ありがとう』と言われ、ホッとしたのに、まだ心臓は落ち着かなかった。
「あのっ、一ノ瀬さんが着替えている間に、温め直しますね?」
「あぁ、ありがとう。ワインとケーキ、買って来たよ。あとで、乾杯しよう。」
「ケーキ…も?いいっん、ですか?」
「いいよ、今日は特別。」
ワインとケーキをダイニングに置いて、一ノ瀬さんはリビングを出て行った。
わざわざ会社帰りにお店に寄ってくれていたことが嬉しい。
シチューを温め直しながら、顔が綻んでしまった。
「あとは、俺は何をすればいい?」
目の前まで歩いてきて、フッと微笑んで、頭を触られた。
「こら。誰か確認しないで開けちゃダメ。」
あっ、そうかっ!
思わず…
「…ごめんなさい。」
俯いて謝ると、笑い声とともに髪の毛をくしゃっとされて、次の瞬間抱き締められた。
「ただいま。」
いきなり急上昇する心拍数。
あわわわぁぁー…
ど、ど、ど、どうしよう!
「おっ、おかえり、な、さい…?」
「ふふっ、面白い反応…。さ、入ろ?」
やっぱり…からかわれた!
身体が離れて、ドアを閉めて、廊下を歩く。
リビングのドアを開いて一歩入ったところで一ノ瀬さんが立ち止まった。
「これ…、全部作ったの?」
「え、あ…はい。きっ、嫌いなものありますか?」
「いや、ないよ。全部美味しそう。」
後ろの私に振り替えって、笑顔で『ありがとう』と言われ、ホッとしたのに、まだ心臓は落ち着かなかった。
「あのっ、一ノ瀬さんが着替えている間に、温め直しますね?」
「あぁ、ありがとう。ワインとケーキ、買って来たよ。あとで、乾杯しよう。」
「ケーキ…も?いいっん、ですか?」
「いいよ、今日は特別。」
ワインとケーキをダイニングに置いて、一ノ瀬さんはリビングを出て行った。
わざわざ会社帰りにお店に寄ってくれていたことが嬉しい。
シチューを温め直しながら、顔が綻んでしまった。
「あとは、俺は何をすればいい?」