この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第8章 彼の家
振り向いた先には、細身の黒のスェットパンツにボーダーのロンT、グレーのカーディガンを羽織った一ノ瀬さん。
部屋着までおしゃれだった。
「あっ、じゃっ、じゃあ…チキンをオーブンから出して、このお皿に盛り付けてくれますか?」
私の言葉にニコリと頷いて、キッチンに入って来た。
「いい匂い!」
オーブンを開けた一ノ瀬さんが呟いた。
私も温まったシチューを盛り付けて、パンと一緒にダイニングに運んだ。
「片付けは後にして、先に食べようか?」
料理を全て並べていると、一ノ瀬さんがワイングラスを持ってキッチンから出てきた。
一ノ瀬さんがワインを開けてくれたので、私はダイニングの席についた。
乾杯をして、一ノ瀬さんが食べ始めるのをじっと見守りながら、キッシュを切り分ける。
「美味しい。」
次々と料理に手を伸ばして食べてくれているので、シチューとサラダ、チキンは合格みたいだった。
キッシュを小皿に乗せて、一ノ瀬さんに差し出す。
「うん、どれも美味しい。ありがとう。」
キッシュを食べた後に、そう言って笑ってくれたから、やっと緊張が解けた。
私も料理に手を伸ばして食べ初めて、一ノ瀬さんが『美味しい』と言ってくれる度に幸せな気分になった。
一ノ瀬さんは、どの料理もパクパクと食べ続けて、完食してくれた。
口に合ったみたいでホントに良かった…
「片付けは俺がやるから、ソファーでゆっくりしてて?」
そう言ってキッチンから追い出され、ダイニングのテーブルもきれいにしてしまったので、お言葉に甘えて、ソファーに座った。
やる事がなくなってしまうと、部屋に二人きりという状況を再認識してしまって、心臓が慌ただしくなる。
部屋着までおしゃれだった。
「あっ、じゃっ、じゃあ…チキンをオーブンから出して、このお皿に盛り付けてくれますか?」
私の言葉にニコリと頷いて、キッチンに入って来た。
「いい匂い!」
オーブンを開けた一ノ瀬さんが呟いた。
私も温まったシチューを盛り付けて、パンと一緒にダイニングに運んだ。
「片付けは後にして、先に食べようか?」
料理を全て並べていると、一ノ瀬さんがワイングラスを持ってキッチンから出てきた。
一ノ瀬さんがワインを開けてくれたので、私はダイニングの席についた。
乾杯をして、一ノ瀬さんが食べ始めるのをじっと見守りながら、キッシュを切り分ける。
「美味しい。」
次々と料理に手を伸ばして食べてくれているので、シチューとサラダ、チキンは合格みたいだった。
キッシュを小皿に乗せて、一ノ瀬さんに差し出す。
「うん、どれも美味しい。ありがとう。」
キッシュを食べた後に、そう言って笑ってくれたから、やっと緊張が解けた。
私も料理に手を伸ばして食べ初めて、一ノ瀬さんが『美味しい』と言ってくれる度に幸せな気分になった。
一ノ瀬さんは、どの料理もパクパクと食べ続けて、完食してくれた。
口に合ったみたいでホントに良かった…
「片付けは俺がやるから、ソファーでゆっくりしてて?」
そう言ってキッチンから追い出され、ダイニングのテーブルもきれいにしてしまったので、お言葉に甘えて、ソファーに座った。
やる事がなくなってしまうと、部屋に二人きりという状況を再認識してしまって、心臓が慌ただしくなる。