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この出会いは…
第8章 彼の家
祐side↓
皿や鍋を洗いながら、リビングを見ると、テレビもつけずにソファーに座る知花ちゃんが見えた。
「テレビ、付けていいよ?」
キッチンからそう言ってみても返事がない。
水の音で聞こえなかった?
洗い物を終えて、リビングに向かう。
知花ちゃんはクッションを抱えながらソファーに座って、ぼーっとしていた。
「考え事?」
質問しながら知花ちゃんの隣に座ると、ビクッと身体を震わせて、こちらを見た。
「あっ、いえ。ただ、ぼーっとしてました…」
「ふふっ、ワイン飲み過ぎたかな。」
「だっ、大丈夫です!」
「そう?顔赤いけど…」
「あのっ、これは…違います。その…」
だんだん声が小さくなって、更に赤くなる知花ちゃんがかわいい。
無性に触れたくなる衝動にかられる時が多々ある。
今もその衝動に素直に従って、頭に触れている。
「ケーキはもう少し後にする?」
頭に触れたまま、顔を覗き込んで見ると、一瞬目が合って、すぐに深く俯いてしまう。
「そっ、う…ですね。少し、時間を、おきたい…です。」
「じゃあ、テレビか…DVDでも見る?」
「はい。」
テレビラックからDVDケースを取り出して、知花ちゃんが選んだDVDをセットした。
有名な洋画のスピンオフで、知花ちゃんのチョイスに少し驚いた。
「SF映画好き?」
「はい。ファンタジー要素が強ければ、ですが。」
SFファンタジーか、それなら納得だな。
皿や鍋を洗いながら、リビングを見ると、テレビもつけずにソファーに座る知花ちゃんが見えた。
「テレビ、付けていいよ?」
キッチンからそう言ってみても返事がない。
水の音で聞こえなかった?
洗い物を終えて、リビングに向かう。
知花ちゃんはクッションを抱えながらソファーに座って、ぼーっとしていた。
「考え事?」
質問しながら知花ちゃんの隣に座ると、ビクッと身体を震わせて、こちらを見た。
「あっ、いえ。ただ、ぼーっとしてました…」
「ふふっ、ワイン飲み過ぎたかな。」
「だっ、大丈夫です!」
「そう?顔赤いけど…」
「あのっ、これは…違います。その…」
だんだん声が小さくなって、更に赤くなる知花ちゃんがかわいい。
無性に触れたくなる衝動にかられる時が多々ある。
今もその衝動に素直に従って、頭に触れている。
「ケーキはもう少し後にする?」
頭に触れたまま、顔を覗き込んで見ると、一瞬目が合って、すぐに深く俯いてしまう。
「そっ、う…ですね。少し、時間を、おきたい…です。」
「じゃあ、テレビか…DVDでも見る?」
「はい。」
テレビラックからDVDケースを取り出して、知花ちゃんが選んだDVDをセットした。
有名な洋画のスピンオフで、知花ちゃんのチョイスに少し驚いた。
「SF映画好き?」
「はい。ファンタジー要素が強ければ、ですが。」
SFファンタジーか、それなら納得だな。