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この出会いは…
第8章 彼の家
「じゃあ、お風呂用意してくるよ?」

「え?えっと…、それも…申し訳ない、ので…」

「俺は全然、迷惑じゃないけど?」

そんなニコニコして言われても…

「いいよ、知花ちゃんが選んで?タクシーで送るか、ここに泊まるか。」

「なっ…」

ニコニコしたまま、抱き締められた。
楽しそうに『どっちでもいいよ?』なんて笑う。

「……どっう、しよぅ…。いっ、一ノ瀬さんは?」

「え…?」

「一ノ瀬さんは、どっちが…いいですか?」

心臓がうるさくて、頭がクラクラして、冷静になれない。
だから、そんな言葉を口にしたんだろう。
一ノ瀬さんの身体がピクッとして、ため息をついたのが分かった。

「帰したくないに決まってる。」

耳元でため息混じりに言われたその言葉に、私の心臓が更に反応した。

「お風呂用意してくるから、ここで待ってて。」

おっ、お風呂…!!
お風呂という言葉にも、心臓が跳び跳ねる。
私、どうしよう。
一ノ瀬さんはお風呂に行ってしまったし…
れっ、冷静にならなくちゃ。

「服は、俺のしかないけど、いい?」

「はっ、はひっ。」

もう、返事すらまともに出来ないパニック具合。
私の様子に一ノ瀬さんが思わず苦笑いをした。

「そんなに緊張する?お風呂はもちろん別々だし、俺はこのソファーで寝るから。ね?」

「えっ!だったら、私がここで寝ます!」

「それはダメ。」

有無を言わせないくらいスパッと言われて、会話が途切れた。
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