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この出会いは…
第8章 彼の家
ドライヤーを使っていたら、一ノ瀬さんがお風呂に入れないだろうから、先にお風呂に入ってもらった。
しんとしたリビングにシャワーの音が響いている。
はぁ…
何か動いていないと冷静でいられない。
自分の来ていた服をバッグの隣に置いて、リビングを見渡す。
そこで、初めてコートとマフラーをハンガーに掛けてもらっていたことに気が付いた。
先ほど片付けたから、リビングでする事は何もない。
自分の荷物を整理しようと思い、バッグの中のものをしまい直す。
その時、ネックレスの箱が視界に入ったので、お風呂の前に外していたネックレスをもう一度つけた。
うぅー…もう、やることがない…
この状況で、緊張しない方が…無理だ。
「知花ちゃん、おまたせ。ドライヤー使う?」
あれこれ考えすぎて、シャワーの音が聞こえなくなった事にも気付かなかった。
リビングに入って来た一ノ瀬さんと入れ替わるように洗面台に向かった。
ドライヤーをかけている間も余計な思考は止まらなくて、のぼせかけていた頭が更にクラクラした。
「ドライヤー、ありがとうございました。」
髪の毛を一つにまとめて、リビングに戻ると、一ノ瀬さんはソファーでくつろいでいた。
そのソファーの隣に薄手の掛け布団が畳まれている。
「あの…もしかして、その布団だけで、ここで寝るつもりですか?」
「え、あぁ、うん。布団はゲスト用の用意がないから、こたつ用の布団でいいかなって。」
しんとしたリビングにシャワーの音が響いている。
はぁ…
何か動いていないと冷静でいられない。
自分の来ていた服をバッグの隣に置いて、リビングを見渡す。
そこで、初めてコートとマフラーをハンガーに掛けてもらっていたことに気が付いた。
先ほど片付けたから、リビングでする事は何もない。
自分の荷物を整理しようと思い、バッグの中のものをしまい直す。
その時、ネックレスの箱が視界に入ったので、お風呂の前に外していたネックレスをもう一度つけた。
うぅー…もう、やることがない…
この状況で、緊張しない方が…無理だ。
「知花ちゃん、おまたせ。ドライヤー使う?」
あれこれ考えすぎて、シャワーの音が聞こえなくなった事にも気付かなかった。
リビングに入って来た一ノ瀬さんと入れ替わるように洗面台に向かった。
ドライヤーをかけている間も余計な思考は止まらなくて、のぼせかけていた頭が更にクラクラした。
「ドライヤー、ありがとうございました。」
髪の毛を一つにまとめて、リビングに戻ると、一ノ瀬さんはソファーでくつろいでいた。
そのソファーの隣に薄手の掛け布団が畳まれている。
「あの…もしかして、その布団だけで、ここで寝るつもりですか?」
「え、あぁ、うん。布団はゲスト用の用意がないから、こたつ用の布団でいいかなって。」