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この出会いは…
第8章 彼の家
ダークブラウンでまとめられた一ノ瀬さんの寝室。
リビング同様、物が少なくて、スッキリとしていて、でも暖かみがある。
毛布と羽毛布団で暖かいし、ダブルベッドは広くて快適なはずなのに…
全然眠れない。
やっぱり私がリビングで寝ると言っても聞き入れてもらえず、歯磨きや身支度を整えた後、寝室に押し込まれた。
一ノ瀬さんはもう寝たのかな。
あのこたつ布団だけで大丈夫なのかな。
エアコンはつけてるのかな。
寝室に掛けてある時計はもうすぐ2時だと示している。
毛布だけを持って寝室を出て、そーっとリビングのドアを開けた。
照明は消されていて薄暗い。
一ノ瀬さんはソファーに横になっていた。
近くまで歩いていって確認すると眠っているようだ。
起こさないように、静かにこたつ布団をめくって取り、毛布をかけた。
毛布の上にこたつ布団を戻そうとしていたら、一ノ瀬さんの目がパチッと開いた。
「…っ!」
「何してるの?」
「いっ、一ノ瀬さん…ごめんなさい。起こしちゃいましたか?」
「いや、起きてた。」
そう言いながら、身体を起こしてソファーに座った。
えっ?起きていたんですか?
初めからずっと…起きていた?
「あの…寒くなかったですか?ソファーですし、こたつ布団だけなんて…」
「大丈夫。知花ちゃん、毛布ないと寒いでしょ?これ、使いな。」
一ノ瀬さんに毛布をくしゃっとまとめて渡された。
「でも…絶対寒いですし、気になって眠れません。」
リビング同様、物が少なくて、スッキリとしていて、でも暖かみがある。
毛布と羽毛布団で暖かいし、ダブルベッドは広くて快適なはずなのに…
全然眠れない。
やっぱり私がリビングで寝ると言っても聞き入れてもらえず、歯磨きや身支度を整えた後、寝室に押し込まれた。
一ノ瀬さんはもう寝たのかな。
あのこたつ布団だけで大丈夫なのかな。
エアコンはつけてるのかな。
寝室に掛けてある時計はもうすぐ2時だと示している。
毛布だけを持って寝室を出て、そーっとリビングのドアを開けた。
照明は消されていて薄暗い。
一ノ瀬さんはソファーに横になっていた。
近くまで歩いていって確認すると眠っているようだ。
起こさないように、静かにこたつ布団をめくって取り、毛布をかけた。
毛布の上にこたつ布団を戻そうとしていたら、一ノ瀬さんの目がパチッと開いた。
「…っ!」
「何してるの?」
「いっ、一ノ瀬さん…ごめんなさい。起こしちゃいましたか?」
「いや、起きてた。」
そう言いながら、身体を起こしてソファーに座った。
えっ?起きていたんですか?
初めからずっと…起きていた?
「あの…寒くなかったですか?ソファーですし、こたつ布団だけなんて…」
「大丈夫。知花ちゃん、毛布ないと寒いでしょ?これ、使いな。」
一ノ瀬さんに毛布をくしゃっとまとめて渡された。
「でも…絶対寒いですし、気になって眠れません。」