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この出会いは…
第8章 彼の家
暖かいな。
布団の中にいるのはなんとなく分かっている。
でも、それだけじゃなくて、いつもより布団がふかふかで、いい香りがする。
いつもより寝心地がいい。

ん?
いつもよりふかふか…?
いい香り…?
いつもより寝心地がいいって…?
あれ?
何かが頬に触れた?
くすぐったくて身体をよじる。

……あっ!
私、家に帰らなかったよねっ!?
って事は、今、私、一ノ瀬さんの家の寝室にいる?
隣に人の気配がするっ!
目を開けたら、隣には一ノ瀬さんがいるって事だよね!?
じゃあ、頬に触れているのは一ノ瀬さんの手?
どうしようっ。
ヤバイヤバイヤバイ!!!
こういう時って、どういうタイミングで起きればいいのっ!?

目を閉じたままパニックになり始めていたら、頬を触っていた手が背中に回り、そのまま抱き締められた。
想定外すぎて、思わず身体が反応した。

「…あれ?起きてる?」

身体が反応した事がばれて、一ノ瀬さんが話しかけてきた。
もう、観念して目を開けた。

「今…、起き、ました…」

「ふふっ、おはよう。」

向かい合って寝て、抱き寄せられている。
いや、そうじゃなかった。
目を開けてちゃんと見ると、腕枕の状態で抱き締められている。

「おはようございます…」

挨拶をした後は会話が途切れ、沈黙が流れた。
この状況にも、沈黙にも堪えられなくなって、朝ごはんを作る事を提案して、起き上がった。

「あのっ、洗面所とキッチンをお借りしますっ!」

素早くベッドから降りて、寝室を後にした。
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