この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第9章 彼の家族
「知花ちゃーん。晩ごはんは簡単にすき焼き風のお鍋のつもりだったの。みんなで鍋だけど、いいかしら?」
お母さんがキッチンの中から私を呼んでいる。
振り返ると晩ごはんの準備を始める様子だ。
「えっ、あ、はいっ!ありがとうございます。私、何かお手伝い出来ますか?」
「いいのよう。座ってて?翠ちゃんも手伝ってくれるし、知花ちゃんはお客さんだから。」
「あ、じゃあ、翔が泣いたらよろしくね?」
お母さんにも翠さんにも笑ってそう言われてしまって、納得していいのか分からなくて困ってしまった。
一ノ瀬さんもいいと言ってくれたし、柚ちゃんが遊んでと言って来たので、お言葉に甘えてしまった。
「知花ちゃん、代わって。限界。」
遥さんが翔くんを抱いてやって来た。
抱っこするって事?
「大丈夫、首座ってるから。抱っこしてないと泣くんだけど、私、トイレ。」
私が抱っこして、逆に泣かない?大丈夫?
そんな事を聞く間もなく、翔くんを渡されて、恐る恐る抱っこをした。
翔くんはふにゃふにゃして柔らかくて、小さくて、可愛かった。
泣くどころか笑ってくれて、余計に可愛かった。
「かわいい…」
柚ちゃんも翔くんも人見知りしなくてお利口だな。
翔くんと笑い合いながら、軽く高い高いしてみたり、こちょこちょしてみたり、スキンシップをとっていると、翠さんが話し掛けて来た。
「知花ちゃん、あやし方が上手ね?翔は人見知りするのよー?知花ちゃんを気に入っちゃったわね。」
お母さんがキッチンの中から私を呼んでいる。
振り返ると晩ごはんの準備を始める様子だ。
「えっ、あ、はいっ!ありがとうございます。私、何かお手伝い出来ますか?」
「いいのよう。座ってて?翠ちゃんも手伝ってくれるし、知花ちゃんはお客さんだから。」
「あ、じゃあ、翔が泣いたらよろしくね?」
お母さんにも翠さんにも笑ってそう言われてしまって、納得していいのか分からなくて困ってしまった。
一ノ瀬さんもいいと言ってくれたし、柚ちゃんが遊んでと言って来たので、お言葉に甘えてしまった。
「知花ちゃん、代わって。限界。」
遥さんが翔くんを抱いてやって来た。
抱っこするって事?
「大丈夫、首座ってるから。抱っこしてないと泣くんだけど、私、トイレ。」
私が抱っこして、逆に泣かない?大丈夫?
そんな事を聞く間もなく、翔くんを渡されて、恐る恐る抱っこをした。
翔くんはふにゃふにゃして柔らかくて、小さくて、可愛かった。
泣くどころか笑ってくれて、余計に可愛かった。
「かわいい…」
柚ちゃんも翔くんも人見知りしなくてお利口だな。
翔くんと笑い合いながら、軽く高い高いしてみたり、こちょこちょしてみたり、スキンシップをとっていると、翠さんが話し掛けて来た。
「知花ちゃん、あやし方が上手ね?翔は人見知りするのよー?知花ちゃんを気に入っちゃったわね。」