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この出会いは…
第10章 乗り越えたいモノ
『そういう事をする時は、二人とも同じ気持ちでしたいんだよ。』
一ノ瀬さんはそう言ってくれた。
あの瞬間、嬉しくて、幸せで、泣きそうになった。
だから、私は一ノ瀬さんの気持ちに答えたいの。
"待ってる"とは絶対に言わない。
だけど、ずっと待っていてくれる一ノ瀬さんの気持ちに。
"おやすみのキス"だけじゃ終わらない。
たくさんのキスを受け入れていると、身体がふわふわする。
カーッと暑くなってふわふわするのに、同時にスーッと血の気が引くようにゾクゾクもする。
ふわふわとゾクゾクが繰り返されて変になりそう。
「ぃ…ちの、せ…さぁ……」
名前を呼んで、『好き』と伝えても身体の中で何かが燻ったままだった。
「――――俺、…止まらなくなるよ?」
一ノ瀬さんが私の身体に股がるように座って、見下ろしながらそう言った。
その瞬間、自分の心臓の音しか聞こえなくなった。
ドクン、ドクン――――…
止まらなかったら、この先は…
ドクン、ドクン、ドクン――――…
でも、一ノ瀬さん…
私、今、離れたくないの。
止めて欲しくない。
もっと、くっついていたい。
ドクン、ドクン――――…
わ、私たち、同じ気持ちなんだよね…?
自分の気持ちに確信を持ったとたんに、鼓動さえも聞こえなくなった。
そんな無音の世界の中で、真上の一ノ瀬さんを伺うように覗き見た。
そして、小さく息を吸い込んで…
「…はぃ……」
そう何とか声に出した。
一ノ瀬さんはそう言ってくれた。
あの瞬間、嬉しくて、幸せで、泣きそうになった。
だから、私は一ノ瀬さんの気持ちに答えたいの。
"待ってる"とは絶対に言わない。
だけど、ずっと待っていてくれる一ノ瀬さんの気持ちに。
"おやすみのキス"だけじゃ終わらない。
たくさんのキスを受け入れていると、身体がふわふわする。
カーッと暑くなってふわふわするのに、同時にスーッと血の気が引くようにゾクゾクもする。
ふわふわとゾクゾクが繰り返されて変になりそう。
「ぃ…ちの、せ…さぁ……」
名前を呼んで、『好き』と伝えても身体の中で何かが燻ったままだった。
「――――俺、…止まらなくなるよ?」
一ノ瀬さんが私の身体に股がるように座って、見下ろしながらそう言った。
その瞬間、自分の心臓の音しか聞こえなくなった。
ドクン、ドクン――――…
止まらなかったら、この先は…
ドクン、ドクン、ドクン――――…
でも、一ノ瀬さん…
私、今、離れたくないの。
止めて欲しくない。
もっと、くっついていたい。
ドクン、ドクン――――…
わ、私たち、同じ気持ちなんだよね…?
自分の気持ちに確信を持ったとたんに、鼓動さえも聞こえなくなった。
そんな無音の世界の中で、真上の一ノ瀬さんを伺うように覗き見た。
そして、小さく息を吸い込んで…
「…はぃ……」
そう何とか声に出した。