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この出会いは…
第10章 乗り越えたいモノ
それでも、結局知花ちゃんの嫌がる事は無理矢理したくない。
手首を離して、知花ちゃんの隣に寝転んで、後ろから抱き締めた。

「これなら、顔見れないから、恥ずかしくない?」

知花ちゃんの背中にキスをしながら問いかけると、ピクンと身体を反らせながら『はい』と返事をしてくれた。

続きをしてもいいという了承だよな。
そう解釈して、知花ちゃんの身体の中心に右手を伸ばす。
おへそに触れると、ビクッと反応して、そのまま固まる。
そのまま下へ右手を滑らせた。
そこは熱くて、しっとりと潤っていた。
その事に少しホッとして、人差し指でそこを探る。
潤い始めた蜜口を指で数回上下に触り、そのまま上の突起を捉えた。

「あっ…!……やぁっめっ、て…」

そのまま優しく左右に揺らすと、知花ちゃんから躊躇いがちに声が漏れる。
おそらく…だけど、知花ちゃんはイった経験がないんじゃないか…
だから、初めはここで軽くイかせたい。
そんな事を考えながら、刺激を強めていくと、知花ちゃんの嬌声が大きくなる。
それと共に、身体がガクガクと震え始める。
時々仰け反って跳ねる身体を押さえるために、腕枕をしている下の左腕を知花ちゃんの肩に回した。

「やっ…、いちの、せっ、さんっ!…はぁ…、はぁっ、んんっ!ケホッ…く、るし…、んあっ…」

俺の左腕にしがみついて、知花ちゃんが身体を震わせる。

「だっ、ダメッ…やぁ、おねが…ぃ…あっ、あぁっ、もっ、ううぅっ…あぁっ!」

「大丈夫。怖くないから、そのまま…受け入れて。」
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