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この出会いは…
第10章 乗り越えたいモノ
「知花ちゃんは違うの?」
どうしようっ。
私、同じなの?
一ノ瀬さんに欲情してるのっ?
四つ目の質問にはパニックで答えられない。
「好きな気持ちが大きくなりすぎて、苦しくて、ドキドキして、身体が熱くて、もどかしいのは?同じ?」
頭を撫でながら聞かれた五つ目の質問。
「…お、同じ…だと、思います…」
顔を隠したまま絞り出すようにそう答えた。
「ありがとう。嬉しい。」
顔を覆っていた両手を顔の隣に縫い止められた。
ふわりと笑ったと思ったら、そのまま顔が近付いてきて、唇が重なった。
ゆっくりと入ってきた舌が、歯列をなぞって、私の舌に絡まる。
あぁ、またっ。
身体中がサワサワする。
胸が苦しくて、ぎゅっと両手を握り締めた。
「知花ちゃん、好きだよ。」
両手を一ノ瀬さんの首に回されて、頬に口付けられた。
「ごめん。俺が限界かも…。抱きたい……」
耳元で囁かれた言葉に心臓が跳ねる。
胸が苦しい。
「私も今…キッ、キスしても、ぎゅってしても足りなくて、どうしようもない…です…」
ホントにどうしようもなくて、腕に力を入れて身体を少し起こして、自分から唇を重ねていた。
ちゅっと啄むようなキスを一つして、一ノ瀬さんを見つめた。
そのままキスを続ける。
「一ノ瀬さん、好きで…っん!」
言い終わる前に、噛み付くようなキスをされて、身体がゾクゾクした。
恐怖から来る震えではない。
甘く痺れてクセになる、危険な震えだ。
頭も身体もふわふわし始めた。
どうしようっ。
私、同じなの?
一ノ瀬さんに欲情してるのっ?
四つ目の質問にはパニックで答えられない。
「好きな気持ちが大きくなりすぎて、苦しくて、ドキドキして、身体が熱くて、もどかしいのは?同じ?」
頭を撫でながら聞かれた五つ目の質問。
「…お、同じ…だと、思います…」
顔を隠したまま絞り出すようにそう答えた。
「ありがとう。嬉しい。」
顔を覆っていた両手を顔の隣に縫い止められた。
ふわりと笑ったと思ったら、そのまま顔が近付いてきて、唇が重なった。
ゆっくりと入ってきた舌が、歯列をなぞって、私の舌に絡まる。
あぁ、またっ。
身体中がサワサワする。
胸が苦しくて、ぎゅっと両手を握り締めた。
「知花ちゃん、好きだよ。」
両手を一ノ瀬さんの首に回されて、頬に口付けられた。
「ごめん。俺が限界かも…。抱きたい……」
耳元で囁かれた言葉に心臓が跳ねる。
胸が苦しい。
「私も今…キッ、キスしても、ぎゅってしても足りなくて、どうしようもない…です…」
ホントにどうしようもなくて、腕に力を入れて身体を少し起こして、自分から唇を重ねていた。
ちゅっと啄むようなキスを一つして、一ノ瀬さんを見つめた。
そのままキスを続ける。
「一ノ瀬さん、好きで…っん!」
言い終わる前に、噛み付くようなキスをされて、身体がゾクゾクした。
恐怖から来る震えではない。
甘く痺れてクセになる、危険な震えだ。
頭も身体もふわふわし始めた。