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第11章 繋がる

ギシッ…――

ベッドのスプリングの音をさせて、また祐さんが私の上に戻って来た。
祐さんの手が私の頬を撫でて、指が耳にかかって身体が小さく跳ねる。

「知花ちゃん。」

ぎゅっと抱き締められて、身体が密着する。
心臓が主張し始めた。

「優しくする。絶対。」

耳元でそう甘く囁かれた。
私は頷いて、祐さんの背中に手を回した。

「す、きぃ…――」

今の、このドキドキや溢れそうな何かを言葉にするならば、これしかない。

「すき…で、す…」

「うん。俺も。」

少し身体を起こした祐さんが、私の足に手を掛けた。
立て膝にされて、開かれる。
思わず目を瞑って、息を飲んだ。

「入れるよ？」

目を瞑ったままコクコク頷くと、蜜が溢れる場所に祐さんの熱い塊があてがわれた。
蜜口をなぞるように何度か擦られて、密着した部分がヒクヒクした。

「力、抜いてて。」

そう聞こえたと思ったら、祐さんがふぅと一息付いて、腰を動かした。

「―――あっ…！」

静かにゆっくりと入ってきた祐さんの熱。
指や舌で馴らされたとはいえ、圧倒的な質量の差に苦しいという感情が大きくなる。
背筋がスッとした。

嘘、また――…？
また、こうなるの？

はぁ、はぁ…
怖くない、大丈夫…
ちゃんと呼吸をしなきゃ。
力…抜かなきゃ。

っ――…
ダメッ、どうしても身体に力が入っちゃう。
身構えちゃう。
どうしよう。
苦しい…
息が、詰まる…

―――怖い、かも…

また少し私のナカに進もうとして、祐さんが腰を落とした瞬間、無意識に腰を引いてしまった。