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この出会いは…
第11章 繋がる
祐side ↓

少し苦しくなる位に腕に力を入れて抱き付いてくる知花ちゃん。
ガチガチの身体を見れば、知花ちゃんが何を考えているのか分かる。

でも、こういう時は絶対に"怖い"とは言わない。
"大丈夫か"と聞けば、"大丈夫だ"としか言わない。
怖いと言ってしまったら、俺が最後までしなくなると思っているんだろうな…

あぁ、ホントにたまらない。
愛おしくてたまらない。
こんなに必死にしがみついてきてさ…

知花ちゃんの覚悟が見て取れて、たまらない。

「ありがとう。」

知花ちゃんの頭に触れながら、自然とそう口から零れた。
俺の呟きに驚いた知花ちゃんが顔を上げて、視線がぶつかる。

「俺、今、すごく嬉しい。」

「……え?」

ポカンとした表情になった知花ちゃんの頬に軽くキスをした。

「ふふっ。もう、止めないよ。知花ちゃんの覚悟、受け取ったから。」

「…あっ―――」

両手で知花ちゃんの頬に触れて、正面からそう告げた俺に、目の前の瞳が揺れる。

「一緒に頑張れるね?」

「は、はいっ。」

俺の首に回された腕に力が入った。

「だったら、ここから先、強がるのは禁止。怖い時はちゃんと言って?」

包んでいる知花ちゃんの頬が紅く熱くなる。
そして、手の中でコクンと縦に振れた。

「じゃあ…深呼吸。」

「……はい。」

知花ちゃんの腰を、片手でグイッと引き寄せた。
必然的に熱くなったままの俺自身が、知花ちゃんの蜜口に触れる。
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