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この出会いは…
第11章 繋がる
「そのまま、深呼吸…ね?」

そう言うと同時に、知花ちゃんのナカへの入り口を探し当てて、俺自身をあてがった。

「っ、……ふっ、ふぅ――…、ふぅ――…」

一瞬全身を強張らせた知花ちゃんが、ぎゅっと目を瞑って深呼吸をする。
その姿にも心をつつかれる。

あぁ、もう、必死なんだもんな。
必死に深呼吸をしている。
俺を受け入れるために、こんなに一生懸命。

「ふふっ…」

知花ちゃんのおでこに触れて、前髪をくしゃくしゃとしながら、俺は思わず笑っていた。
俺の声に目を開けた知花ちゃんが、必死な顔を崩して俺を見る。

「上手。その調子…」

知花ちゃんの呼吸に合わせて、少し腰を落とした。

「んっ……」

また、一瞬全身を強張らせた知花ちゃん。
そして、ハッと思い出したかの様に深呼吸をする。
目を瞑って、祈るような顔で必死に。

「知花ちゃん…」

腕がピクッと反応して、目が合った。

「今から、目を閉じないで。」

俺の言葉に、知花ちゃんがポカンとしている。

「恥ずかしくても、閉じちゃダメ。いい?」

「は、はい…?」

十分近い距離にある顔を更に近付けた。
唇が触れる直前に、知花ちゃんが目を瞑る。

「ほら、ダメ。閉じない。」

「え、…うそ……」

目を閉じて余計な事を考えない様に。
俺でいっぱいいっぱいになって欲しい。

「ずっと俺を見てて。俺のことだけ考えてて。」

知花ちゃんを見つめながら、そう言って唇を塞いだ。

祐side 終わり
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