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この出会いは…
第11章 繋がる
「っ、……は、いっ…た……?」

うそ…
はいった、って……?
私、出来たの…?
祐さんを受け入れる事が出来たのっ?

両手で口を押さえたまま言葉を失った。

「知花ちゃん。」

更にきつく抱き締められて、身体が密着した。
グイッと押し付けられた場所が熱い。

「っ、あ―――…」

ゾクリとして、身体が仰け反った。
ピッタリとくっついた私の身体と祐さんの身体を認識して、じわじわと状況を理解する。

「わ、たしっ……」

まだ上手く言葉が出てこない。
ただ、目の前の祐さんの身体がぼやけてくる。
込み上げて来たモノが複雑過ぎて、手に負えない。

「ふぅぅ、うぅっ、んうっ……」

「知花ちゃん、ありがとう。」

っ――…!!
お礼を言わなくちゃいけないのは、私なのにっ…
嗚咽しか出てこない。
ホントに私、おかしくなったんじゃないかって位、涙も溢れてきて止まらない。

祐さんの背中に腕を回して、私からも抱きついた。
しゃくり上げる度に身体が震えるけれど、ぎゅっと力を込めた。

「たっ、すく、さぁ――…」

しゃくり上げる中で名前を呼ぶと、祐さんが少し身体を離す。
私が大好きな顔がそこにあった。

優しく微笑んだ顔。
あぁ、この顔に何度も助けてもらった。

「ひっ、くぅっ…ふぅっ……」

「知花ちゃん、泣かないで。」

私の頭を撫でながら、笑みを深くする。
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