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この出会いは…
第11章 繋がる
より一層ナカをキツく締められて、俺も限界が近い。
そこからは、もう、知花ちゃんの様子を伺う事を忘れて、完全に自分本意に動いた。

「やっ、やぁっ!…もう、ひゃ…んっ…」

「ふっ…。うん、俺も…。ち、かっ…おいで。」

知花ちゃんを掻き抱いて、最奥に自分の熱を激しくぶつける。

「んんっ…ぁ――っ!!!」

「…くっ……」

仰け反って固まった知花ちゃんの強烈な締め付けにあって、俺も最奥の壁に擦り付ける様に欲を放った。
目の前がチカチカして、何度か俺自身がビクつく度に腰を押し込んで身震いをした。

はぁ、はぁ……
息を整えながら、腕の中の知花ちゃんに意識を集中させる。

あ…これは、意識飛んでる…

顔を覗き見てみると、やはりぐったりと動かない。
もう一度ぎゅっと抱き締めて、そのまま知花ちゃんに覆い被さるようにして力を抜く。

最後は夢中で抱いてしまった。
こんなにも奥の奥で繋がりたいと思ったのは初めてだ。
本気で愛しい人を抱くという事は、こういう事だったんだな。
スースーと寝息をたてる知花ちゃんの顔を見ていると、それだけで心が満たされる。
それなのに、まだまだ足りないと腹の奥の欲は蠢いている。
欲を放ち終わった俺自身を、まだヒクつく知花ちゃんのナカからそっと引き抜いた。

「んっ…――」

その動きに、寝言で小さく反応した知花ちゃんもかわいい。
知花ちゃんに毛布を掛けて、自分の処理をする。
ピクリとも動かなくなった知花ちゃんの隣に寝転んで、立て肘をついて、しばらく寝顔を見ていた。

祐side 終わり
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