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この出会いは…
第11章 繋がる
フッと目が覚めた。
ゆっくりと瞼を開いても、閉じているときと同じような暗闇が広がっている。
喉がヒリヒリして、少し苦しい。
目が覚めた原因はこれか…
お水、もらって来よう…
両手に力を入れて、グッと身体を起こそうとしたが、身体が重い。
ダルくて重いだけではない。
私の身体の上に何かが乗っている。
暗闇に段々と慣れてきた目をキョロキョロさせて、周りを見ると、身体の上にあったのは、私を包む一ノ瀬さんの腕。
その腕をそっとほどいて、なんとか身体を起こした。
すぅっと身体が寒くなり、裸の自分に気付いた。
それまでの出来事がフラッシュバックして、逆に体温が上がる。
一ノ瀬さんに布団を掛けたまま、ベッドサイドに座り直して、毛布を身体に巻き付けた。
私、また、寝ちゃったんだ…
どうしよう。
一ノ瀬さんが起きたら、なんて言おう。
まっ、まず、服を探さなきゃ…
「ん…。知、花ちゃん?」
「いっ、一ノ瀬さんっ!すみませんっ、起こしてしまって…」
「いいよ。それより身体は大丈夫?」
横になっている一ノ瀬さんが、私の腕をグイッと引っ張ったので、再び隣に倒れ込んだ。
そして、強く抱き締められた。
「わっ、たしは、大丈夫っですっ!あの…、喉が乾いて…。お水もらっても、いい、ですか?」
「あぁ。俺、持ってくるよ。」
「いえっ、私、自分で行きますからっ。」
「あっ、でも…」
一ノ瀬さんの話を聞かずに、リビングへ行こうとベッドから降りた。
ゆっくりと瞼を開いても、閉じているときと同じような暗闇が広がっている。
喉がヒリヒリして、少し苦しい。
目が覚めた原因はこれか…
お水、もらって来よう…
両手に力を入れて、グッと身体を起こそうとしたが、身体が重い。
ダルくて重いだけではない。
私の身体の上に何かが乗っている。
暗闇に段々と慣れてきた目をキョロキョロさせて、周りを見ると、身体の上にあったのは、私を包む一ノ瀬さんの腕。
その腕をそっとほどいて、なんとか身体を起こした。
すぅっと身体が寒くなり、裸の自分に気付いた。
それまでの出来事がフラッシュバックして、逆に体温が上がる。
一ノ瀬さんに布団を掛けたまま、ベッドサイドに座り直して、毛布を身体に巻き付けた。
私、また、寝ちゃったんだ…
どうしよう。
一ノ瀬さんが起きたら、なんて言おう。
まっ、まず、服を探さなきゃ…
「ん…。知、花ちゃん?」
「いっ、一ノ瀬さんっ!すみませんっ、起こしてしまって…」
「いいよ。それより身体は大丈夫?」
横になっている一ノ瀬さんが、私の腕をグイッと引っ張ったので、再び隣に倒れ込んだ。
そして、強く抱き締められた。
「わっ、たしは、大丈夫っですっ!あの…、喉が乾いて…。お水もらっても、いい、ですか?」
「あぁ。俺、持ってくるよ。」
「いえっ、私、自分で行きますからっ。」
「あっ、でも…」
一ノ瀬さんの話を聞かずに、リビングへ行こうとベッドから降りた。