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この出会いは…
第11章 繋がる
布団と毛布、一ノ瀬さんにまで包まれて、身体がじわじわと温まってきた。
動けるようになったとは言え、まだまだ怠さは残っている。
目を閉じたらすぐに眠れそう…
でも、暖かくて、満たされていて、大事にされていると実感できる。
まだ寝ずに、この幸せを感じていたいと思ってしまっている。
「寝ちゃう、の…もったいない……」
そんな…気が、する…
「…知花ちゃん?」
あ、…えっ?
わっ、私、口に出してっ…!?
どうしよう、もうっ、やだ…
「……ねっ、寝ましょう…かっ。」
「やだ。そんなかわいいこと言われたら、寝られない。」
ぎゅっと抱き締められて、胸がきゅんとする。
「責任とってくれる?」
「せっ、責任とは…」
「おやすみのキス。知花ちゃんからしてくれたら、おとなしく寝る。」
なっ、んですって?
私…から……
「わっ、たしから…しなかったら…?」
「ふふっ、もう一回、俺の好きなようにする。」
「なっ…――!!!」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、一ノ瀬さんの親指が私の唇を滑る。
「どっちがいい?」
どっちも、無理だ…
いや、もう一回なんて絶対に無理だ!!
水族館が絶望的だ。
「……うぅ、目…瞑って、くださっ…ぃ…」
クスクス笑いながら、正面の顔の瞼が閉じる。
目を瞑ったのを確認して、一ノ瀬さんの唇にちゅっと軽く自分の唇を合わせた。
「これじゃあ、合格点はあげられないけど?」
動けるようになったとは言え、まだまだ怠さは残っている。
目を閉じたらすぐに眠れそう…
でも、暖かくて、満たされていて、大事にされていると実感できる。
まだ寝ずに、この幸せを感じていたいと思ってしまっている。
「寝ちゃう、の…もったいない……」
そんな…気が、する…
「…知花ちゃん?」
あ、…えっ?
わっ、私、口に出してっ…!?
どうしよう、もうっ、やだ…
「……ねっ、寝ましょう…かっ。」
「やだ。そんなかわいいこと言われたら、寝られない。」
ぎゅっと抱き締められて、胸がきゅんとする。
「責任とってくれる?」
「せっ、責任とは…」
「おやすみのキス。知花ちゃんからしてくれたら、おとなしく寝る。」
なっ、んですって?
私…から……
「わっ、たしから…しなかったら…?」
「ふふっ、もう一回、俺の好きなようにする。」
「なっ…――!!!」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、一ノ瀬さんの親指が私の唇を滑る。
「どっちがいい?」
どっちも、無理だ…
いや、もう一回なんて絶対に無理だ!!
水族館が絶望的だ。
「……うぅ、目…瞑って、くださっ…ぃ…」
クスクス笑いながら、正面の顔の瞼が閉じる。
目を瞑ったのを確認して、一ノ瀬さんの唇にちゅっと軽く自分の唇を合わせた。
「これじゃあ、合格点はあげられないけど?」