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この出会いは…
第11章 繋がる
ふっ、不合格ですか…!
いやっ、無理だよっ。
そもそも自分からキスなんてしたことないし!
しっ、舌…入れるやつなんて!!
どのタイミングで入れるのか分かんないしっ!!
私のテンパっている姿を、クスクス笑って面白がりながら、一ノ瀬さんは立て肘をついている。
目を瞑って、『ん』と顎を突き出して待っているから、余計にテンパる。
「どう、したら…合格、なんですか…?」
少し不貞腐れながら聞くと、一ノ瀬さんは目を開けて、尚も笑いながら、私の頭の後ろに手を添える。
そして――
『このくらい』と言った直後に、私の唇を塞いだ。
上唇をかぷっと食べられて、舌で歯列をなぞられて、微かに開いた隙間から、するりと口内に滑り込んできた。
私の舌を見つけて、つんつんとつつかれて、思わず動かした瞬間に絡めとられる。
「んんっ…、ふっ…んぁっ、ぁ…ふっ…」
知らず知らず、自分の口から吐息が漏れる。
飲み込みきれない唾液が溜まって苦しい。
舌が絡められて、引っ張られるようで苦しい。
なのに、ふわふわして、ゾクゾクして…
気持ちいい…―――
頭がぼーっとしてくるけれど、ずっとしていて欲しい。
背筋がゾクゾクッとして、思わず引っ込めようとした私の舌を、まるで『逃がさない』と言うかのように、歯で軽く噛まれて、捕らわれる。
「ふぅっ…あっ、んっ…」
また、強く吸われた後、一ノ瀬さんの舌が私の口内を一回りして、最後にちゅっと軽く唇を重ねられた。
いやっ、無理だよっ。
そもそも自分からキスなんてしたことないし!
しっ、舌…入れるやつなんて!!
どのタイミングで入れるのか分かんないしっ!!
私のテンパっている姿を、クスクス笑って面白がりながら、一ノ瀬さんは立て肘をついている。
目を瞑って、『ん』と顎を突き出して待っているから、余計にテンパる。
「どう、したら…合格、なんですか…?」
少し不貞腐れながら聞くと、一ノ瀬さんは目を開けて、尚も笑いながら、私の頭の後ろに手を添える。
そして――
『このくらい』と言った直後に、私の唇を塞いだ。
上唇をかぷっと食べられて、舌で歯列をなぞられて、微かに開いた隙間から、するりと口内に滑り込んできた。
私の舌を見つけて、つんつんとつつかれて、思わず動かした瞬間に絡めとられる。
「んんっ…、ふっ…んぁっ、ぁ…ふっ…」
知らず知らず、自分の口から吐息が漏れる。
飲み込みきれない唾液が溜まって苦しい。
舌が絡められて、引っ張られるようで苦しい。
なのに、ふわふわして、ゾクゾクして…
気持ちいい…―――
頭がぼーっとしてくるけれど、ずっとしていて欲しい。
背筋がゾクゾクッとして、思わず引っ込めようとした私の舌を、まるで『逃がさない』と言うかのように、歯で軽く噛まれて、捕らわれる。
「ふぅっ…あっ、んっ…」
また、強く吸われた後、一ノ瀬さんの舌が私の口内を一回りして、最後にちゅっと軽く唇を重ねられた。