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この出会いは…
第12章 誕生日
「ホワイトデー?」
繋いでいた一ノ瀬さんの手に力が入った。
やっ、やっぱり…直前すぎた…?
「…はぃ……」
「ふふっ、あと2週間か…。じゃあ、14日は日曜日だし、一日空けといてね?」
「はっ、はい。」
「柚の後は、知花ちゃんのプレゼントも見に行こうか?」
ニコニコ笑ってそう提案されて、ホッとした。
良かった。
困らせてしまってはいないみたい。
その後は、どんなものが欲しいのかとか、好きなものとかを聞かれながら、レディースフロアの店舗も見て回った。
何となく候補を絞って、いくつかの商品が保留状態になっている。
「あとは、俺の独断で決めていい?」
「え…あっ、はい!その…ありがとうございます。」
「あはは、それ言うの、まだちょっと早いかな。」
私の頭をポンポンしながら笑って、声を弾ませる。
つ、伝えられて良かった…
私も"誕生日を教えるミッション"を無事クリアして、一ノ瀬さんの反応も不安に思っていたのとは違くて、優しかったので、思わず笑顔になった。
「さっきさ、14日空けといてって言ったけど、13日は予定あるの?」
「いえ、今のところはないですよ?」
「じゃあ、土曜日から一緒に過ごそうか。泊まりで旅行でも行く?」
「え、あの…いっ、いん、ですか…?」
驚きで上手く答えられない。
「もちろん。じゃあ、俺に全部任せてくれる?当日まで秘密ね。楽しみにしてて。」
一ノ瀬さんはフワリと笑ってそう提案した。
その後は、電車に乗って一ノ瀬さんの最寄り駅で別れたけれど、ものすごいドキドキを与えられて心臓がなかなか静まらなかった。
繋いでいた一ノ瀬さんの手に力が入った。
やっ、やっぱり…直前すぎた…?
「…はぃ……」
「ふふっ、あと2週間か…。じゃあ、14日は日曜日だし、一日空けといてね?」
「はっ、はい。」
「柚の後は、知花ちゃんのプレゼントも見に行こうか?」
ニコニコ笑ってそう提案されて、ホッとした。
良かった。
困らせてしまってはいないみたい。
その後は、どんなものが欲しいのかとか、好きなものとかを聞かれながら、レディースフロアの店舗も見て回った。
何となく候補を絞って、いくつかの商品が保留状態になっている。
「あとは、俺の独断で決めていい?」
「え…あっ、はい!その…ありがとうございます。」
「あはは、それ言うの、まだちょっと早いかな。」
私の頭をポンポンしながら笑って、声を弾ませる。
つ、伝えられて良かった…
私も"誕生日を教えるミッション"を無事クリアして、一ノ瀬さんの反応も不安に思っていたのとは違くて、優しかったので、思わず笑顔になった。
「さっきさ、14日空けといてって言ったけど、13日は予定あるの?」
「いえ、今のところはないですよ?」
「じゃあ、土曜日から一緒に過ごそうか。泊まりで旅行でも行く?」
「え、あの…いっ、いん、ですか…?」
驚きで上手く答えられない。
「もちろん。じゃあ、俺に全部任せてくれる?当日まで秘密ね。楽しみにしてて。」
一ノ瀬さんはフワリと笑ってそう提案した。
その後は、電車に乗って一ノ瀬さんの最寄り駅で別れたけれど、ものすごいドキドキを与えられて心臓がなかなか静まらなかった。