この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第12章 誕生日
お昼ごはんは、星の王子様ミュージアムにあるレストランで軽めにパパッと済ませて、計画通りに美術館巡りをした。
「楽しかった?」
「はいっ!星の王子様ミュージアムは癒されましたし、ガラスの森美術館の体験工房は楽しかったです。ピカソの絵も感動したし、屋外展示場の作品も、遊歩道の散策も、あと…」
「ふふっ、良かった。」
「一ノ瀬さん、ありがとうございました!」
やや興奮気味にお礼をいう私をまた笑う。
「そんなに喜んでもらえるとはね。じゃあ、旅館に向かうよ?」
一ノ瀬さんはそう言って、車を走らせた。
笑われたけれど…ホントに楽しかった。
絵画から立体の美術品、自然いっぱいの環境、メルヘンな世界観、ガラスの彫刻体験。
どれも全て素敵だった。
星の王子様ミュージアムではお土産も買いすぎた。
宿泊予定の旅館に着いたのは、17時を少し回った頃だった。
チェックインを済ませて、部屋に案内されると、広い畳の間の向こうに湯気を放つ丸い檜のお風呂が見えた。
「えっ…」
思わず小さな声が漏れた。
こ、これは…客室風呂!
しかも、よく見たら、敷地の外にももう一つ!!!
驚きの余り、一ノ瀬さんを仰ぎ見て、口をパクパクさせる事しか出来なかった。
目が合った一ノ瀬さんはニコリと微笑むだけで。
言われた通りに座椅子に座って、旅館のスタッフの方が客室の説明をしながらお茶をいれてくれるのをぼーっと眺めていた。
「楽しかった?」
「はいっ!星の王子様ミュージアムは癒されましたし、ガラスの森美術館の体験工房は楽しかったです。ピカソの絵も感動したし、屋外展示場の作品も、遊歩道の散策も、あと…」
「ふふっ、良かった。」
「一ノ瀬さん、ありがとうございました!」
やや興奮気味にお礼をいう私をまた笑う。
「そんなに喜んでもらえるとはね。じゃあ、旅館に向かうよ?」
一ノ瀬さんはそう言って、車を走らせた。
笑われたけれど…ホントに楽しかった。
絵画から立体の美術品、自然いっぱいの環境、メルヘンな世界観、ガラスの彫刻体験。
どれも全て素敵だった。
星の王子様ミュージアムではお土産も買いすぎた。
宿泊予定の旅館に着いたのは、17時を少し回った頃だった。
チェックインを済ませて、部屋に案内されると、広い畳の間の向こうに湯気を放つ丸い檜のお風呂が見えた。
「えっ…」
思わず小さな声が漏れた。
こ、これは…客室風呂!
しかも、よく見たら、敷地の外にももう一つ!!!
驚きの余り、一ノ瀬さんを仰ぎ見て、口をパクパクさせる事しか出来なかった。
目が合った一ノ瀬さんはニコリと微笑むだけで。
言われた通りに座椅子に座って、旅館のスタッフの方が客室の説明をしながらお茶をいれてくれるのをぼーっと眺めていた。