この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第12章 誕生日
祐side↓
あまりにも大人しくなって、小さく丸まった知花ちゃんの姿に少し不安になった。
本気でイヤなのに、俺に流された?
「い、やでは…ない、です。ただ、恥ずかしくて…」
視線をさ迷わせながら呟く知花ちゃん。
「あの…こういうのっ、初めてで…」
そこまで言って、チラッと俺の反応を覗き見てくる。
すぐ不安になるんだから。
こんな事くらいじゃ…いや、何を言おうとしていても、呆れたり、嫌いになったりなんかしないよ。
思わず知花ちゃんの頭に触れていた。
「…旅行が?それとも、お風呂に一緒に入るのが?」
「えっと…両方です。旅行も、お風呂もですし、誕生日とかクリスマスとかを一緒に過ごすのも…一ノ瀬さんが初めてです。」
頭に触れたまま固まってしまった。
全部、初めてだったって事?
『いろいろと初めて尽くしで…』
そう言えば、クリスマス前にそんな事を言っていたな。
「だから、その…ここ数ヵ月の出来事が、私にとっては初めてだらけで…いろいろ頭が追いつかなくて…」
最後に小さな声で『すみません』と呟いた。
かわいい。
体育座りがどんどん縮こまっていく姿がかわいい。
「ふふっ、どうして謝るの?」
知花ちゃんの肩をつかんで向かい合って、そのまま抱きしめた。
「あ、呆れませんか?」
「全然。っていうか、俺がちゃんと出来てたか不安になって来た。」
あまりにも大人しくなって、小さく丸まった知花ちゃんの姿に少し不安になった。
本気でイヤなのに、俺に流された?
「い、やでは…ない、です。ただ、恥ずかしくて…」
視線をさ迷わせながら呟く知花ちゃん。
「あの…こういうのっ、初めてで…」
そこまで言って、チラッと俺の反応を覗き見てくる。
すぐ不安になるんだから。
こんな事くらいじゃ…いや、何を言おうとしていても、呆れたり、嫌いになったりなんかしないよ。
思わず知花ちゃんの頭に触れていた。
「…旅行が?それとも、お風呂に一緒に入るのが?」
「えっと…両方です。旅行も、お風呂もですし、誕生日とかクリスマスとかを一緒に過ごすのも…一ノ瀬さんが初めてです。」
頭に触れたまま固まってしまった。
全部、初めてだったって事?
『いろいろと初めて尽くしで…』
そう言えば、クリスマス前にそんな事を言っていたな。
「だから、その…ここ数ヵ月の出来事が、私にとっては初めてだらけで…いろいろ頭が追いつかなくて…」
最後に小さな声で『すみません』と呟いた。
かわいい。
体育座りがどんどん縮こまっていく姿がかわいい。
「ふふっ、どうして謝るの?」
知花ちゃんの肩をつかんで向かい合って、そのまま抱きしめた。
「あ、呆れませんか?」
「全然。っていうか、俺がちゃんと出来てたか不安になって来た。」