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この出会いは…
第13章 かけがえのない人
「知花ちゃん。」

私が伸ばした両手を首に巻き付けて、自分の腕は私に回して抱き締めてくれた。
働かない頭のせいで、視界も深い霧の中にいるように不鮮明だ。

「知花ちゃん。」

何度か名前を呼ばれるうちに、視界が鮮明になって、祐さんに焦点が合った。

「たす、く、さんっ…」

「知花ちゃん、日付が変わったよ。誕生日おめでとう。」

顔だけを横に向けて、床の間に置かれた時計を見る。
あ…、ホントだ…

「来年も再来年も、その先もずっと、こうやって一緒に過ごそうね。」

「たっ、祐さん!…ありがとうございます。」

嬉しい!
幸せ過ぎて明日からが怖いくらい。
目の前の胸元に飛び込んで、ぎゅっと抱き締めた。

「あっ、んん……」

身体が密着した瞬間、身体に快感が走った。
思わず身体を離そうとしたら、祐さんにグイッと引き寄せられた。

あ、そうだっ!
まだ…つ、繋がって…

「たっ、祐さん…ま、だ……」

「うん。このまま動いていい?」

うそ、うそ、うそっっっ!?
私の返事を待たずに再開された抽送。
ゆっくり味わうように丁寧に押し込まれる。
激しくされるのとはまた違う快感に身体が震えて悦び始めた。

「ふっ、んんっ―…、んんっ―…」

身体が繋がっている中心に向かって収縮をしているのに、弾けるには至らない刺激。
気持ち良くて、もどかしくて…
切なくて、泣きたくなる。

「ふふっ、イきたい?」

耳元で囁かれた言葉に体温が上がる。
恥ずかしくて、首を横に振って顔を背けた。
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