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この出会いは…
第13章 かけがえのない人
「水、飲まないの?」
「のっ……みま、す…」
飲むと答えながらも動かない私を、祐さんはさらに笑って、頭に触れる。
頭の下に手を滑らせて、グイッと起こしてくれた。
「す、みませっ…」
「いや、俺のせいだもんね?」
クスクス笑いながら、ペットボトルのフタも開けてくれた。
絶対、いろいろバレている。
後ろから身体を支えられながらお水を口にした。
「はぁ…ありがとうございます。」
十分に水分補給をして、潤った喉。
やっとちゃんと声が出た。
あれ……?
フタを閉めようとして左手に違和感を感じた。
「え……、これっ…」
左手の小指に指輪がはめられていた。
慌てて後ろを振り返って、祐さんと目が合う。
「あぁ、気が付いた?」
フワリと微笑んだ祐さんが私を後ろから抱き締めて、耳元で囁いた。
「誕生日プレゼント。」
「えっ?あ…。いっ、ぃ…んですか?」
身体に回された祐さんの腕をぎゅっと抱き締める。
「うん。知花ちゃんのために買ったんだから。サイズは大丈夫?」
左手を優しく握って、指輪を確認する。
「はいっ。ピッタリです。ありがとうございます!かわいい…」
ピンクゴールドで、細身のピンキーリング。
小さなリボンがデザインされていて、その真ん中に…
「あ…、アクア、マリン…?」
「正解。ふふっ、よく似合ってる。」
ピンクゴールドに合うような淡い色のアクアマリンがさりげなく埋め込まれている。
「のっ……みま、す…」
飲むと答えながらも動かない私を、祐さんはさらに笑って、頭に触れる。
頭の下に手を滑らせて、グイッと起こしてくれた。
「す、みませっ…」
「いや、俺のせいだもんね?」
クスクス笑いながら、ペットボトルのフタも開けてくれた。
絶対、いろいろバレている。
後ろから身体を支えられながらお水を口にした。
「はぁ…ありがとうございます。」
十分に水分補給をして、潤った喉。
やっとちゃんと声が出た。
あれ……?
フタを閉めようとして左手に違和感を感じた。
「え……、これっ…」
左手の小指に指輪がはめられていた。
慌てて後ろを振り返って、祐さんと目が合う。
「あぁ、気が付いた?」
フワリと微笑んだ祐さんが私を後ろから抱き締めて、耳元で囁いた。
「誕生日プレゼント。」
「えっ?あ…。いっ、ぃ…んですか?」
身体に回された祐さんの腕をぎゅっと抱き締める。
「うん。知花ちゃんのために買ったんだから。サイズは大丈夫?」
左手を優しく握って、指輪を確認する。
「はいっ。ピッタリです。ありがとうございます!かわいい…」
ピンクゴールドで、細身のピンキーリング。
小さなリボンがデザインされていて、その真ん中に…
「あ…、アクア、マリン…?」
「正解。ふふっ、よく似合ってる。」
ピンクゴールドに合うような淡い色のアクアマリンがさりげなく埋め込まれている。