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この出会いは…
第13章 かけがえのない人
そのまま抱き合って二人で眠りに落ちた。
あれだけクタクタになる程愛されたというのに、次に目が覚めたのは午前5時半。
何とか動けるようになった身体を引きずりながら、お風呂に入ることにした。
隣で寝息をたてる祐さんを起こさないようにそーっと布団を出て、浴衣と下着、それとバスタオルを持ってお風呂に向かう。
襖は―…、閉めない方がいいかな?
お風呂に入っている時に祐さんが起きたら、探すだろうしね。
私も起きたかどうか確認できる方がいい。
静かに扉を開けて、カゴの中に着替えとタオルを入れた。
どちらに入ろうか悩んで、露天風呂に来た。
髪の毛を束ねようとして、ピンキーリングに気が付いて、念のため外して大切にしまった。
身体だけささっと洗って浴槽に浸かる。
「はぁ~…」
やっぱり気持ちいい。
入浴時間を気にせずに貸し切りで入れるのって贅沢だな。
体育座りで顎スレスレまで浸かって、温まる。
「まだ月がキレイ…」
左手を月にかざすように伸ばして、ピンキーリングがはめられていた時の事を思い出す。
ビックリしたけれど、ただただ嬉かったな。
『この隣の指につける指輪も俺がプレゼントするからね。』
この指の隣…って言っていた…
薬指……?
左手の薬指…?
………あっ――…!!!
「ひっ、左手のっ、薬指…って事!?」
左手の薬指に着ける指輪のプレゼントって…
あれって、あれって…
「プロ、ポーズ…だった、の……?」
あれだけクタクタになる程愛されたというのに、次に目が覚めたのは午前5時半。
何とか動けるようになった身体を引きずりながら、お風呂に入ることにした。
隣で寝息をたてる祐さんを起こさないようにそーっと布団を出て、浴衣と下着、それとバスタオルを持ってお風呂に向かう。
襖は―…、閉めない方がいいかな?
お風呂に入っている時に祐さんが起きたら、探すだろうしね。
私も起きたかどうか確認できる方がいい。
静かに扉を開けて、カゴの中に着替えとタオルを入れた。
どちらに入ろうか悩んで、露天風呂に来た。
髪の毛を束ねようとして、ピンキーリングに気が付いて、念のため外して大切にしまった。
身体だけささっと洗って浴槽に浸かる。
「はぁ~…」
やっぱり気持ちいい。
入浴時間を気にせずに貸し切りで入れるのって贅沢だな。
体育座りで顎スレスレまで浸かって、温まる。
「まだ月がキレイ…」
左手を月にかざすように伸ばして、ピンキーリングがはめられていた時の事を思い出す。
ビックリしたけれど、ただただ嬉かったな。
『この隣の指につける指輪も俺がプレゼントするからね。』
この指の隣…って言っていた…
薬指……?
左手の薬指…?
………あっ――…!!!
「ひっ、左手のっ、薬指…って事!?」
左手の薬指に着ける指輪のプレゼントって…
あれって、あれって…
「プロ、ポーズ…だった、の……?」