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この出会いは…
第13章 かけがえのない人
全身がカーっと熱くなった。
私、『はい』って返事したよね…
いや…、『はい?』みたいな疑問系だったよね?
絶対ポカンとした顔をしていたよねっ!
だからあの時、祐さんは『またちゃんと言うからいいよ』って言ったんだ…

これって、大失態じゃ…
意図を汲み取れず、ポカン顔で『はい?』って。
でも、プロポーズしてもらえるなんて全く思ってもみなかったから…
どうしよう…嬉しい。
でも、どうしよう…
あんな返事の仕方しちゃった!

はぁ…
もう一度言ってくれないかな…
ダッ、ダメっ!
言われたら言われたで、結局絶対テンパる!!
そもそも言い直してくれって、ダメでしょ!!!

どうしよう、もう、どうしよう…!
浴槽の縁に手を付いて、ザバッと勢いよく立ち上がった。

「…っ、無理!逆上せるっ!!」

「…あははっ。知花ちゃん、百面相…」

吹き出す様に笑う声に、両手をついたままの前屈みの状態で、反射的に顔を上げた。
顔を上げた先には、露天風呂と内風呂を隔てるガラスの壁に寄りかかって立つ祐さんがいた。

「たっ、祐さん!いつの間に…」

いつの間に起きて?
そして、いつからソコに?
浴槽に肩まで浸かり直して祐さんを伺う。

「さっき起きたところ。もうすぐ朝食だから出ておいで?」

浴槽のところまでバスタオルを持って来てくれて、そのバスタオルを身体に巻き付けて、急いでお風呂から出た。
身体を拭いてから真っ先にピンキーリングをはめた。
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