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この出会いは…
第14章 奇跡的で必然な出逢い
料理はどれも美味しくて、料理中のみんなの話を聞いて笑った。
滝本さんは手際が良くて料理男子になれるとか、星さんは筋がいいからハマれば上達するとか、やっぱり琴莉は戦力外とか。
それで、結局、美怜と琴莉の言い合いを私が宥める展開になって、祐さんたちが笑う。

「そうだ!これ、プレゼント!」

言い合いが一区切りついたところで、美怜と琴莉がプレゼントをくれた。

「一ノ瀬さんに選んでもらおー!」

「…え?俺?」

なんで、祐さん…?
私も意味が分からず、首をかしげながら可愛くラッピングされた袋のリボンを解いた。
袋を開いて中を除く。
洋服、かな…?
シルク?…サテン??
あっ――…!!!
袋から出す直前で、何なのかがはっきり分かった。

「ちょっ――…!!ふ、二人ともっ!!!」

一気に顔が熱くなる。
袋から出さなくて良かった。
祐さんたちに見られなくて良かったっ!
袋の中に入っていたのは…下着だったから。
しかも、ブラやショーツではない。
ベビードールだった…

「あっはっはっ。顔真っ赤!!!」

「早く出しなさいよっ。ちゃんと見て、ほら。」

琴莉が袋を奪い取ってベビードールを晒そうとしている!!

「やっ…だ、止めっ、てってば!!!」

取り返そうとする私を美怜が押さえて、さらにからかう。

「っていうか、1枚じゃないからね?色違いで3枚。一ノ瀬さんが好きな色で…」

「美怜っ!!!」
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