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この出会いは…
第14章 奇跡的で必然な出逢い
ごはんの片付けが一段落しても、まだまだ楽しく会話が続いていた。
「っていうか、聞こうかどうしようか迷ってたんだけど、その指輪はプレゼントなの?」
「ふぇっ…?」
祐さんたちはリビングでお酒を飲み直すようで、美怜や琴莉とキッチンに来ておつまみを作り始めていたところだった。
完全に不意をつかれて変な声が出た。
「ふーん、ピンキーリングね。」
「さすが一ノ瀬さん。センスあるね!」
「う、ん…ありがとう?」
「あはは。なんで知花がお礼言うのよ。」
美怜は食材を切りながら、琴莉はフライパンでオリーブオイルと鷹の爪を炒めながら、私はその琴莉を見守りながらの会話。
「っていうか、"祐さん"て呼ぶようになっちゃって…ねぇ?」
「何がきっかけですかー?教えてくださーい。」
「…や、です。」
顔が熱くなっていくのは自覚している。
『祐って呼んで』って言われた時のシチュエーションを思い出してしまったから。
「良かったね、セカンドバージン卒業出来て。」
「っ――…!!??」
カッシャーン!!
拭いておこうと手にしていたフォーク三本を思わず床に落としてしまった。
結構響いたその音に、私たちだけではなく、リビングの祐さんたちまで驚いてこっちを見ている。
「あっ、や…すみませんっ。」
慌てて謝ってその場にしゃがみこむ。
でも、両サイドの二人は笑いを堪えて肩を揺らしていた。
「っていうか、聞こうかどうしようか迷ってたんだけど、その指輪はプレゼントなの?」
「ふぇっ…?」
祐さんたちはリビングでお酒を飲み直すようで、美怜や琴莉とキッチンに来ておつまみを作り始めていたところだった。
完全に不意をつかれて変な声が出た。
「ふーん、ピンキーリングね。」
「さすが一ノ瀬さん。センスあるね!」
「う、ん…ありがとう?」
「あはは。なんで知花がお礼言うのよ。」
美怜は食材を切りながら、琴莉はフライパンでオリーブオイルと鷹の爪を炒めながら、私はその琴莉を見守りながらの会話。
「っていうか、"祐さん"て呼ぶようになっちゃって…ねぇ?」
「何がきっかけですかー?教えてくださーい。」
「…や、です。」
顔が熱くなっていくのは自覚している。
『祐って呼んで』って言われた時のシチュエーションを思い出してしまったから。
「良かったね、セカンドバージン卒業出来て。」
「っ――…!!??」
カッシャーン!!
拭いておこうと手にしていたフォーク三本を思わず床に落としてしまった。
結構響いたその音に、私たちだけではなく、リビングの祐さんたちまで驚いてこっちを見ている。
「あっ、や…すみませんっ。」
慌てて謝ってその場にしゃがみこむ。
でも、両サイドの二人は笑いを堪えて肩を揺らしていた。