この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第14章 奇跡的で必然な出逢い
でも、私だって二人の事は分かっているつもり。
目を合わせない理由も、ぶっきらぼうな口調の理由も。
「じゃあ、家に帰ったら、もう一回言うね?」
そんな風に笑って言うと、二人はさらにぶっきらぼうになる。
「バカじゃないの。もういいわよ。やめてよ。」
「そうよ。もう十分よ。家でも泣かすつもり?」
あぁ、ホントに大好きだな。
「何笑ってんのよ。おっ、おつまみ出来たわよ!」
美怜がおつまみの入った小鉢をお盆に乗せて、キッチンをそそくさと出ていく。
その姿にも笑ってしまう。
「あー、知花に泣かされた。最悪。」
『最悪』と言って、私の横をすり抜けてリビングに向かう琴莉にも頬が緩む。
「知花ちゃんに泣かされてたの?」
琴莉の言葉に星さんが反応する。
「あはは、どんな話してたんだよ。」
滝本さんも笑って琴莉に話し掛ける。
「さぁ、どんな話でしょうね。」
「今となっては、あの合コンをセッティングした私に感謝してるって話でしょ。」
「ちょっ、と――…」
ソコだけ切り取って話さないで――!!!
「あっはっはっ。そんな話だったっけ?」
「…全然違うでしょっ!」
琴莉もとぼけないでよ。
「合コン?…あぁ、あの時の?」
星さんが思い出した様に吹き出す。
「ククッ、みんながキレまくってたハズレ合コンね。」
「あぁ、懐かしいな。隣で楽しませてもらったもんな。」
滝本さんまで…
目を合わせない理由も、ぶっきらぼうな口調の理由も。
「じゃあ、家に帰ったら、もう一回言うね?」
そんな風に笑って言うと、二人はさらにぶっきらぼうになる。
「バカじゃないの。もういいわよ。やめてよ。」
「そうよ。もう十分よ。家でも泣かすつもり?」
あぁ、ホントに大好きだな。
「何笑ってんのよ。おっ、おつまみ出来たわよ!」
美怜がおつまみの入った小鉢をお盆に乗せて、キッチンをそそくさと出ていく。
その姿にも笑ってしまう。
「あー、知花に泣かされた。最悪。」
『最悪』と言って、私の横をすり抜けてリビングに向かう琴莉にも頬が緩む。
「知花ちゃんに泣かされてたの?」
琴莉の言葉に星さんが反応する。
「あはは、どんな話してたんだよ。」
滝本さんも笑って琴莉に話し掛ける。
「さぁ、どんな話でしょうね。」
「今となっては、あの合コンをセッティングした私に感謝してるって話でしょ。」
「ちょっ、と――…」
ソコだけ切り取って話さないで――!!!
「あっはっはっ。そんな話だったっけ?」
「…全然違うでしょっ!」
琴莉もとぼけないでよ。
「合コン?…あぁ、あの時の?」
星さんが思い出した様に吹き出す。
「ククッ、みんながキレまくってたハズレ合コンね。」
「あぁ、懐かしいな。隣で楽しませてもらったもんな。」
滝本さんまで…