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この出会いは…
第14章 奇跡的で必然な出逢い
私の頭に触れていた手が降りてきて、頬をくすぐる。
肩をすくめた私を笑って、顔が近づいてくる。
「俺も…」
「はい、ストップ――!!!」
祐さんが何かを言い掛けた時に、星さんが声を上げた。
「俺らもいるんですよ―!?」
「星さん、絶妙なタイミングですね。」
「私たち、帰りましょうか?」
「呼んだの、お前だけどな。」
続けて、畳み掛けるようにみんなが声を上げた。
ハッと我に返って、みんなを見ると、脚や腕を組みながらニヤニヤした顔が並んでいた。
「何話してんのか知らないけど、頭ポンポンくらいまでしか見届けられねぇよ?」
「頭ポンポン…あはは、お前そんなキャラだったんだな。」
「…はぁ。まぁ、今のは俺が悪かった。でも、知花ちゃんの誕生会だからな。変な事言うなよな。」
私もっ…、みんなの前で何て事を。
セーターを掴む手をスッと離して、熱くなった顔を隠す。
「ふふふ。じゃあ、ケーキ食べましょうか?」
「え、ケーキまで用意、してくれ、た、の…?」
「そりゃ、誕生日と言えばケーキでしょ!」
「さ、お皿とか用意しよー!」
美怜と琴莉がキッチンに行ってしまったので、リビングのテーブルの上を片付けるために、お酒の空き缶や食べ終わったおつまみのお皿を手に取った。
「知花ちゃんはいいよ。主役は座ってて。」
祐さんがそう言って、手にしていたお皿を代わりに片付けてくれた。
肩をすくめた私を笑って、顔が近づいてくる。
「俺も…」
「はい、ストップ――!!!」
祐さんが何かを言い掛けた時に、星さんが声を上げた。
「俺らもいるんですよ―!?」
「星さん、絶妙なタイミングですね。」
「私たち、帰りましょうか?」
「呼んだの、お前だけどな。」
続けて、畳み掛けるようにみんなが声を上げた。
ハッと我に返って、みんなを見ると、脚や腕を組みながらニヤニヤした顔が並んでいた。
「何話してんのか知らないけど、頭ポンポンくらいまでしか見届けられねぇよ?」
「頭ポンポン…あはは、お前そんなキャラだったんだな。」
「…はぁ。まぁ、今のは俺が悪かった。でも、知花ちゃんの誕生会だからな。変な事言うなよな。」
私もっ…、みんなの前で何て事を。
セーターを掴む手をスッと離して、熱くなった顔を隠す。
「ふふふ。じゃあ、ケーキ食べましょうか?」
「え、ケーキまで用意、してくれ、た、の…?」
「そりゃ、誕生日と言えばケーキでしょ!」
「さ、お皿とか用意しよー!」
美怜と琴莉がキッチンに行ってしまったので、リビングのテーブルの上を片付けるために、お酒の空き缶や食べ終わったおつまみのお皿を手に取った。
「知花ちゃんはいいよ。主役は座ってて。」
祐さんがそう言って、手にしていたお皿を代わりに片付けてくれた。