この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第14章 奇跡的で必然な出逢い
お兄さんが口を開く度に祐さんが焦る。
でも、ホントに?
私、そんな風に思ってもらえているなんて…
「知花ちゃんの誕生日が近いって聞いて、何をあげようかって一番舞い上がってたんだから。」
「お母さんが…?ホント、ですか…?」
どうしよう、嬉しい。
感情がブワリと込み上げてきて、泣きそうになってしまう。
「また来てやって?母さんも柚も喜ぶから。」
祐さんのマンションの前に車を停めたお兄さんが、私を振り返ってそう話しかけてくれた。
「あの、ホントにありがとうございました。送ってくださった事も、プレゼントも。柚ちゃんや翔くん、遥さんには直接お礼を言えなかったのが残念ですが、すごく嬉しいと伝えて頂けますか?」
「また、知花ちゃんと一緒に帰るから。母さんたちによろしくな。」
「あはは。それ言ったら、絶対電話掛かってくんぞ?」
「…そうだな。やっぱ、言うなよ。」
「まぁ、何にしろちょくちょく帰って来い。知花ちゃん連れてな。」
そんな兄弟のやり取りを少しして、お兄さんは帰って行った。
「俺たちも家に入ろう。」
祐さんの言葉と共にエントランスを抜けて、エレベーターに乗った。
リビングに戻ってきて、プレゼントをテーブルに置いた。
祐さんがお風呂の準備をしに行ってくれたので、プレゼントを並べて眺めていた。
でも、ホントに?
私、そんな風に思ってもらえているなんて…
「知花ちゃんの誕生日が近いって聞いて、何をあげようかって一番舞い上がってたんだから。」
「お母さんが…?ホント、ですか…?」
どうしよう、嬉しい。
感情がブワリと込み上げてきて、泣きそうになってしまう。
「また来てやって?母さんも柚も喜ぶから。」
祐さんのマンションの前に車を停めたお兄さんが、私を振り返ってそう話しかけてくれた。
「あの、ホントにありがとうございました。送ってくださった事も、プレゼントも。柚ちゃんや翔くん、遥さんには直接お礼を言えなかったのが残念ですが、すごく嬉しいと伝えて頂けますか?」
「また、知花ちゃんと一緒に帰るから。母さんたちによろしくな。」
「あはは。それ言ったら、絶対電話掛かってくんぞ?」
「…そうだな。やっぱ、言うなよ。」
「まぁ、何にしろちょくちょく帰って来い。知花ちゃん連れてな。」
そんな兄弟のやり取りを少しして、お兄さんは帰って行った。
「俺たちも家に入ろう。」
祐さんの言葉と共にエントランスを抜けて、エレベーターに乗った。
リビングに戻ってきて、プレゼントをテーブルに置いた。
祐さんがお風呂の準備をしに行ってくれたので、プレゼントを並べて眺めていた。