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この出会いは…
第2章 いい兆し
「マジでなんなの?もう!」
違った。
仕事の事じゃない。
1年半付き合っていた彼氏とたった今別れてきたらしい。
「もう!もう!!もうっ!!!ほんっっとに信じられない!」
あの後、買い出しに行く事を琴莉に連絡し、食材をいろいろ買って、美怜の家に戻り、急いで晩ごはんの支度をしていたら、琴莉が来た。
仕事着のままだったし、午前中に仕事で何かあったのかと、私も美怜も完全に勘違いをしていた。
「他に好きな人が出来たんだって!」
開口一番、打ち明けられたこのセリフ。
その後も、お酒が入って何回聞いたか…
どんどんヒートアップしている気がする。
「っていうか、好きな人が『出来た』って何よ?違うよね、二股だったんだから。」
うん。
「私と付き合う前から関係があったんじゃん!」
うんうん。
「最終的に向こうの女を選んだって事はさ、初めから私が"浮気相手"だったって事だよね!?」
う、うん…
「しかも、何!?『お前は一人でも大丈夫でしょ』だぁ?」
あぁ、琴莉が一番言われたくないセリフだ…
「バカに…しないでよ…」
あれ…、いきなりトーンダウンした。
琴莉、泣いてる?
琴莉はテーブルに突っ伏して、喋らなくなった。
シーンとした部屋の中で、私と美怜は顔を合わせて苦笑いをするしかない。
違った。
仕事の事じゃない。
1年半付き合っていた彼氏とたった今別れてきたらしい。
「もう!もう!!もうっ!!!ほんっっとに信じられない!」
あの後、買い出しに行く事を琴莉に連絡し、食材をいろいろ買って、美怜の家に戻り、急いで晩ごはんの支度をしていたら、琴莉が来た。
仕事着のままだったし、午前中に仕事で何かあったのかと、私も美怜も完全に勘違いをしていた。
「他に好きな人が出来たんだって!」
開口一番、打ち明けられたこのセリフ。
その後も、お酒が入って何回聞いたか…
どんどんヒートアップしている気がする。
「っていうか、好きな人が『出来た』って何よ?違うよね、二股だったんだから。」
うん。
「私と付き合う前から関係があったんじゃん!」
うんうん。
「最終的に向こうの女を選んだって事はさ、初めから私が"浮気相手"だったって事だよね!?」
う、うん…
「しかも、何!?『お前は一人でも大丈夫でしょ』だぁ?」
あぁ、琴莉が一番言われたくないセリフだ…
「バカに…しないでよ…」
あれ…、いきなりトーンダウンした。
琴莉、泣いてる?
琴莉はテーブルに突っ伏して、喋らなくなった。
シーンとした部屋の中で、私と美怜は顔を合わせて苦笑いをするしかない。