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この出会いは…
第2章 いい兆し
しかし、次に、お手洗いから出て来たときの琴莉は、いつものように冷静沈着な姿に戻っていた。
そこから、琴莉の口からは、元カレの話は全く出てこなかった。
意識的に押さえ込んでいたからなのか、しっかり乗り越えて前向きになった結果なのか。
琴莉の清々しい顔を見れば、後者のような気がする。
「琴莉、平気ー?晩ごはんはみんなでお腹に優しいものでも食べよ。今日も泊まってく?それで、明日みんなで一緒に出勤しよ!」
「うん。ありがとう。……ただ、もう少し横にならせて。」
「ダメ!その前にこれ着て。」
再び横になった琴莉に、美怜が自分の部屋着を差し出した。
「それ明日着てくでしょ?洗うわよ!」
『早く!』と美怜に脱がされかかっている琴莉。
美怜はホントに気が利くな。
部屋着の着替えでギャーギャー言っている二人を笑いながら、私は冷蔵庫の中身とにらめっこして、晩ごはんのメニューを考えていた。
その日の晩ごはんは五目雑炊にした。
これまた、みんなでギャーギャーいいながら作って食べた。
晩ごはんに消化のいいものを食べて、早寝を心掛けて、21時には就寝した。
しかし、私たちは翌日、起きて愕然とする。
二日酔いどころか、三日酔い?だった。
ちゃんぽんであおったお酒は、なかなか抜けず、軽くはなったものの頭痛は残り、顔は浮腫んだままだった。
「これは!メイクでは隠せないレベル!最悪!!」
「あぁ、すべての音が頭に響く…」
「これで出勤しなくちゃいけないという恐怖…」
朝から三人で大きなため息をついた。
そこから、琴莉の口からは、元カレの話は全く出てこなかった。
意識的に押さえ込んでいたからなのか、しっかり乗り越えて前向きになった結果なのか。
琴莉の清々しい顔を見れば、後者のような気がする。
「琴莉、平気ー?晩ごはんはみんなでお腹に優しいものでも食べよ。今日も泊まってく?それで、明日みんなで一緒に出勤しよ!」
「うん。ありがとう。……ただ、もう少し横にならせて。」
「ダメ!その前にこれ着て。」
再び横になった琴莉に、美怜が自分の部屋着を差し出した。
「それ明日着てくでしょ?洗うわよ!」
『早く!』と美怜に脱がされかかっている琴莉。
美怜はホントに気が利くな。
部屋着の着替えでギャーギャー言っている二人を笑いながら、私は冷蔵庫の中身とにらめっこして、晩ごはんのメニューを考えていた。
その日の晩ごはんは五目雑炊にした。
これまた、みんなでギャーギャーいいながら作って食べた。
晩ごはんに消化のいいものを食べて、早寝を心掛けて、21時には就寝した。
しかし、私たちは翌日、起きて愕然とする。
二日酔いどころか、三日酔い?だった。
ちゃんぽんであおったお酒は、なかなか抜けず、軽くはなったものの頭痛は残り、顔は浮腫んだままだった。
「これは!メイクでは隠せないレベル!最悪!!」
「あぁ、すべての音が頭に響く…」
「これで出勤しなくちゃいけないという恐怖…」
朝から三人で大きなため息をついた。