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この出会いは…
第2章 いい兆し
"ごめん。今、終わった。
更衣室寄ってから向かうわ。"
そのLINEに、各々"お疲れ様"と急がなくていい旨を返信した。
もう少しで琴莉も合流出来そうかな、と考えていたら、また一ノ瀬さんが顔を出した。
「やっぱりまだいた。あれ?琴莉ちゃんは?」
一ノ瀬さんの後ろに滝本さんの姿も見えた。
「滝本さん!」
美怜の非難めいた声が響く。
「こっ琴莉は今、連絡があって…。もうすぐここに来るはずですが…」
「そっか。更衣室で滝本に会って、琴莉ちゃんの事話したら、休憩室に行くって言うからさ。」
「あ、そう、ですか…」
「ちゃんと謝りたいんだろ?」
一ノ瀬さんに聞かれ、滝本さんが気まずそうに頷く。
同時に廊下をカツカツとヒールで歩く音が聞こえてきて、琴莉が歩いてくるのが分かった。
「美怜、知花、ごめっ…ん…」
休憩室へ早足で入ってきた琴莉が滝本さんを見て思いっきり固まった。
「あっ、滝本さんも一ノ瀬さんもお疲れ様です。」
かなり事務的に挨拶をして、私たちのところに歩いてこようとする。
そんな琴莉に滝本さんが声を掛けた。
「佐々木、今朝はホントにごめん。ちゃんと謝りたいし、同じ部署で働くお前とは気まずくなりたくないし…この後、時間取れない?」
突然、場所を改めて謝りたいと言った滝本さんをチラッと見て黙り混む琴莉。
シーンとなった空気がいたたまれない。
更衣室寄ってから向かうわ。"
そのLINEに、各々"お疲れ様"と急がなくていい旨を返信した。
もう少しで琴莉も合流出来そうかな、と考えていたら、また一ノ瀬さんが顔を出した。
「やっぱりまだいた。あれ?琴莉ちゃんは?」
一ノ瀬さんの後ろに滝本さんの姿も見えた。
「滝本さん!」
美怜の非難めいた声が響く。
「こっ琴莉は今、連絡があって…。もうすぐここに来るはずですが…」
「そっか。更衣室で滝本に会って、琴莉ちゃんの事話したら、休憩室に行くって言うからさ。」
「あ、そう、ですか…」
「ちゃんと謝りたいんだろ?」
一ノ瀬さんに聞かれ、滝本さんが気まずそうに頷く。
同時に廊下をカツカツとヒールで歩く音が聞こえてきて、琴莉が歩いてくるのが分かった。
「美怜、知花、ごめっ…ん…」
休憩室へ早足で入ってきた琴莉が滝本さんを見て思いっきり固まった。
「あっ、滝本さんも一ノ瀬さんもお疲れ様です。」
かなり事務的に挨拶をして、私たちのところに歩いてこようとする。
そんな琴莉に滝本さんが声を掛けた。
「佐々木、今朝はホントにごめん。ちゃんと謝りたいし、同じ部署で働くお前とは気まずくなりたくないし…この後、時間取れない?」
突然、場所を改めて謝りたいと言った滝本さんをチラッと見て黙り混む琴莉。
シーンとなった空気がいたたまれない。