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この出会いは…
第2章 いい兆し
「それよりさ、二人は食事済ませたの?」
「あ、まだです。知花の家で三人で食べるつもりだったので。」
そうだった、私の家に集まる予定だった。
琴莉は滝本さんと話した後、どうするんだろうか。
「じゃあ、一緒にごはん食べに行かない?」
「はい?」
「ごはん。お腹空いてない?」
「はぁ、でも。…こ、琴莉が帰って来るかも、しれないですし…」
「下のエントランスで星も待ってるんだ。」
ほっ、星さん?
美怜の顔が明るくなりすぎ!!
これは、断れない…
「……では、ご…ご迷惑じゃ、なければ…」
「ありがとうございます!嬉しい、お腹ペコペコでした!」
美怜、ホントいい性格してるよ。
美怜を見て笑う一ノ瀬さんに、私は苦笑いで答えるしかない。
エレベーターが1階に到着して、エントランスに出ると、星さんが私たちに気付いて、手を振った。
「解決?」
「たぶんな。あとはアイツ次第。」
一ノ瀬さんと星さんが苦笑いして、『世話が焼けるな』なんて話をしてる。
「滝本さんて、琴莉が好きなんですか?」
えっ?そうなのっ!?
って、美怜、直球過ぎでしょ!
「さっき琴莉と話す滝本さんを見て…なんとなく、ですが、ね?知花。」
「へ?わっ私は、まった、く…分からな、かった…」
「さすが、この鈍感!」
そう言って、美怜が私の両頬をムニュムニュして、あはは、と笑う。
「しょう…だったん、でしゅか?」
頬を拘束されたまま、一ノ瀬さんたちに尋ねると、二人とも『バレちゃったか』と笑った。
「あ、まだです。知花の家で三人で食べるつもりだったので。」
そうだった、私の家に集まる予定だった。
琴莉は滝本さんと話した後、どうするんだろうか。
「じゃあ、一緒にごはん食べに行かない?」
「はい?」
「ごはん。お腹空いてない?」
「はぁ、でも。…こ、琴莉が帰って来るかも、しれないですし…」
「下のエントランスで星も待ってるんだ。」
ほっ、星さん?
美怜の顔が明るくなりすぎ!!
これは、断れない…
「……では、ご…ご迷惑じゃ、なければ…」
「ありがとうございます!嬉しい、お腹ペコペコでした!」
美怜、ホントいい性格してるよ。
美怜を見て笑う一ノ瀬さんに、私は苦笑いで答えるしかない。
エレベーターが1階に到着して、エントランスに出ると、星さんが私たちに気付いて、手を振った。
「解決?」
「たぶんな。あとはアイツ次第。」
一ノ瀬さんと星さんが苦笑いして、『世話が焼けるな』なんて話をしてる。
「滝本さんて、琴莉が好きなんですか?」
えっ?そうなのっ!?
って、美怜、直球過ぎでしょ!
「さっき琴莉と話す滝本さんを見て…なんとなく、ですが、ね?知花。」
「へ?わっ私は、まった、く…分からな、かった…」
「さすが、この鈍感!」
そう言って、美怜が私の両頬をムニュムニュして、あはは、と笑う。
「しょう…だったん、でしゅか?」
頬を拘束されたまま、一ノ瀬さんたちに尋ねると、二人とも『バレちゃったか』と笑った。